朝5時00分 起床
気温華氏39度、3℃
へえ~、エキサイトプログのホームページを見ていたら、アメリカのオバマ氏、次期大統領就任式の宣誓のときにつかう聖書が、アメリカ独立宣言をしたリンカーンのときの、使うそうですね。エキサイトにその写真がのっていましたが、なんと古ぼけた表紙の聖書か。
でも、一見すると、ゴールドのように見える写真ですね。撮影照明のカンケーか。(笑い)
じゅうぶん古ぼけている聖書ではあります。(笑い)
で、なんで、リンカーンか。そうです。奴隷解放です。人類史的な観点から見ると、思想的にはそれしかない。ローマ・ギリシャの奴隷制度から、何百年もかけてヨーロッパ諸国が最初に奴隷を解放しました。
最後まで奴隷が残っていたのは、バチカンですけど、その後、アメリカにその制度が残り、やっとリンカーンにいたって解放されたものの、黒人に公民権が与えられたのはつい40年前です。つまり、ヨーロッパで、すでに克服されていた奴隷制度をアメリカは、やっと200年前に取り入れ、しかも公民権をあたえたのが1960年代というわけ。
オバマ氏が、リンカーンの聖書で就任宣誓を行うということは、ただ独立の原点にかえるだけでなく、ヨーロッパの歴史主義の流れにやっと立ち戻る、ということなんですね。建国200年余のアメリカが、その前の歴史とやっとつながるという、そういうことですよ。(笑い)
いわばやっと、アメリカの思想が人類史につながるというか。(笑い) 福音聖書派の思考が、バチカンより先に、ヨーロッパ諸国が獲得した歴史の営為につながるというか、そういうことではないか。ホワイトハウスの建築様式がローマ的であったし、その間の合理主義、効率主義を象徴するアメリカの新自由主義へとむかった形であったということ。そこから人類史的に見直しが始まるということではないか。数の論理の民主主義から、変わるのではないかな。シロートは、そう思うわけ。ま、これはアメリカ国民の選択だね。というかクリスマス・カロルだね。(笑い)