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朝5時00分 起床
気温華氏70度、摂氏20℃ そ、そ、そーか、あの小泉元首相のラヴミーテンダーのパフォーマンスは、これだったのか。 という話です。 先日、「あたらしい日米同盟のありかた」として、「ちょぼちょぼ」がエントリーしていた内容で、ひどく気になっている終わり方をしたので調べてみました。 あの文章で、どう最後を〆たかというと、 来年は、安保締結50周年だとか、チラッと耳にしたけど、そこで、電話し合い、気軽に会談しあう、そういう日米同盟に構築すればいいじゃないですか。(笑い)つまり日米安保は、軍事同盟か、安全保障同盟か、総合同盟か、ごちゃごちゃを整理すればいいじゃん。 これは、鳩ポッポ兄と、アメリカのオバマ大統領との深夜の電話会談ニュースをうけてエントリしたのですが、その後、テレビや大新聞で、なお鳩ポッポ兄の抄訳論文の話題とこれからの日米関係のありかたについて、さかんに話題となっているので、なんでかな、とその背景をしらべて、ショック、とても、先の悠長な文の〆方では、すまされない事態、というより、この悠長な考えたかをすれば、ニポン国民にナイショで外務省とアメリカ国務省で結んだ当事者サイドには、いたたまれない、とんでもない「ちょぼちょぼ」の主張であるということがわかりました。(笑い) ま、シロートというのは、外交を知らないだけに、直感はするどい、というか、未来にむかって、たいへん悠長な希望的観測をする。(笑い) しかし、政権交代のこのタイミングで、なぜ、外務省とアメリカ国務省は、鳩ポッポ兄の論文をしかけたか、外交をめぐる心理戦、民主党をめぐる謀略戦を始めたんですね、 ということです。 アメリカの高官が、日米同盟は、自民党との合意でなく、国家間の約束だ、みたいな強い論調まで出て来ています、さて、なにが、そうさせているのか。 まるで一大事のように、なんで鳩ポッポ兄の論文抄訳が、マスコミに取り上げられているか、これが不思議なので調べてみました。 行き当たったのは、これ。防衛大学校教授退官を前にして孫先亨さんが書いた著書「日米同盟の正体」(講談社現代新書)http://www.amazon.co.jp/dp/4062879859/?tag=yahhyd-22&hvadid=17622627541&ref=pd_sl_46elf9mxk4_e 著者の主張はきわめて明確だ。日米同盟は日本の基地提供=アメリカの日本防衛は十分等価であり、米軍に協調した自衛隊の海外派遣は不要、とする。(アマゾンレビューから) これは2005年、小泉政権下で結ばれた『日米同盟・未来のための変革と再編』という取り交わし文書を読み込んで、安保条約と見比べた分析本で、自衛隊のイラク支援海外派遣、給油活動などが急激に始まったながれの実質的な動機を分析している。つまり「安保条約」は2005年に実質無効になっていて、これ以降は、小泉政権下で結ばれた取り交わし文書に置き換わっている、とする。 国会で、同文書の内容の実質的な審議をせず、つまり国民の合意をとりつけないまま、「安保条約」に置換してしまったようなかたちで結ばれた文書とは何か。(アメリカ版の仮訳は、ここ。http://www.clearing.mod.go.jp/hakusho_data/2008/2008/html/ks323000.html) う~ん、やっぱ、これって、安保条約をさらに踏み込んでいて、自衛隊の海外派兵までアメリカの軍事戦略の中の、一つに組み込まれたニポンの防衛ということですよね。ほんとだね。実質、安保条約というのは、無効になっていて、新たに結んだ日米同盟文書という感じだ。これって国会で議論されて、国民合意の上に結ばれたんだっけ。へぇ~。いつの間に。軍事的従属国になったか。 と、まあ、鳩ポッポ兄の、抄訳に、異常とも思える反応をしているのは、日本側も、アメリカ側も、こういうことだったんだよね。両国の中間ロビーストが、せっかく新自由主義の軍事利権で新しく結んだ従属国文書が、もとの安保条約のレベルに戻されちゃう、という、そういう危機感だったんですね。小泉純一郎さんが歌ったラヴミテンダーは、国民をあざむくパフォーマンスの歌だったのかな。エルビス・プレスリーがかわいそうだな。 ちゃんと互いに同じ立場で楽しく合唱しなければならないヒット曲なのに。
by higatatsuo
| 2009-09-05 05:37
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