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朝5時00分 起床
気温華氏48度、摂氏8℃ 写真は、バテック、インドネシアの織物、日本にはインド更紗と呼ばれていますね。 1図、インド更紗、2図、インドネシャバテック、3図、タイの藍染。 インドから伝わった染物文化が、インドネシアでロウ染め、藍染として定着し、タイや日本へ伝播していく。文化のグローバル化、(笑い) 根っこ、源流はおなじでも、それぞれの国で、創意と工夫で定着して独自に発展していく。しかし、残念ながら、こういう手わざの継承者、担い手が少なくなっているそうだ。大量生産、大量消費には勝てないですね。それにコスト意識の変化。 コスト意識という場合、その意味は換金までの時間の長短と、販売価格から得られる利益、それに特化された意識、つまり短時間につくれて利益を大きく売れるほどいいわけ。それに数、多くつくれること。そういう条件を満たそうとすると、写真の織物では、どうしても絵付けプリント柄ということになりますね。 つまりコスト意識に特化するということは、価格に反映されないモノはそぎ落とすってことかな。 さて、なにがコストに貢献しないか。(笑い) 手軽に入手できるものといえば、現代では工業製品になってしまう。この工業製品も、考えてみれば、化石燃料の石油からつくられてくるわけで、素材もすっかり様変わりしている。レーヨンとか、ビニールとか、石油製品が登場したときの感動はいまだに忘れませんね。(笑い) ほんの50年前のことでしょ。 石炭と、石油による工業化は目覚しいかった。すごいと思う。しかし、そろそろ燃料として大量消費してしまうより、限りある資源だから、用途をしぼりこむ必要があるのではないでしょうかね。石油科学品に囲まれた生活が、やがて資源の枯渇とともに衰退するであろうことは予測できます。衰退というか、衰退させないための転換が必要でしょ、ということで、世の中の先人たちも、やはり、人類の進むべき未来に対する構想は尽きなかったようです。ガボールの「成熟社会」とか、ポスト・マテリアリズムの議論とか、声高に、そういうのがいわれはじめています。シロートは、何のこっちゃと、目を白黒させるばかりですけど。 脱工業化社会(post-industrial society )の対極にあるのはなんだろうか。昔の職人はエリートなんていう意識はなかったからなあ。ポスト・マテリアリズムというのは、所有という生産関係面よりも、技術とか知識という生産力面から社会の構造と変動をとらえることによってサービス産業、情報産業化へ転換する、つーわけなんでしょうが、これも、しかし、工業化社会の延長にしか過ぎないから、ね。う~ん。ことばをかえていえば複製技術にしかすぎない、あっ、そうだ、価格に反映されないものをそぎ落としたのが、大量のコピー製品ということだ。安価で、廉価で、つかいすて可能なもの。プレハブ住宅みたいだね。(笑い) ああ、わかりやすい単語が出てきた。プレハブ住宅。そこに住む家族。「家」は、心のつながりの場ですから、プレハブであろうが、億ションであろうが、団地であろうが、そんなのカンケーなく、「ただいま」が言え、「おかえりなさい」が待っており、食卓をかこんで、「きょうはね・・・」と子どもたちから報告を受ける。いっしょにフロに入り、おやすみなさいのキスをし、「やすらぎ」を得る。やがて、子どたちは伴侶をみつけプレハブを買って巣立ち、ときどき里帰りし、かつて賑やかだった家族のなごりを惜しみ、天国へ召された父母を懐かしみ、新築だったプレハブ家の屋根も朽ちて、壁も腐れて、柱も倒れかけて、やがて消えていく予感を自覚するわけだけれど、建物は朽ちて消滅しても、たしかに、「家」は、「心」にプレハブより立派に建ちつづけているわけ。
by higatatsuo
| 2009-11-05 05:43
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