朝5時00分 起床
東の空に黒い雨雲がありましたが、空は快晴、富士山も、くっきり。日差しもあったか、ぽっかぽか。娘が遊学先にかえるので、お見送り。「いろいろ、ありがとね」別れのなにげない娘のことばにドギマギしながら、内心、大人になったな、とおもう。平静さを保ちながら、<いってらっしゃい>「いつかえるの?」と聞く親ばかに、娘、苦笑。
ま、いいかあ。家人と娘の写真を撮りながら、おお、お、おお、どっちも美人だな、なんてゴマする「ちょぼちょぼ」ですが、お父さん、いっしょツーショット撮ろう、てなことで、家人にカメラを渡す。大人になった娘に腕ををとられてピース、おいらがピースしちゃっていた。(笑い)
デジカメの写メを確認、う~ん、年の離れた恋人どうしだね、なんちゃってバカなこと家人に言う。
家人いわく、「まるで孫むすめだわ」だって。
うう、う~、なんてこった、デジカメの写真見ると、ほんと、頭が真っ白だ~。中身じゃなく白髪っていうことですけど。るん、るん、で、帰宅。
ことし、はじめての大河ドラマ、日曜日8時の見た。「坂の上の雲」が原作だそうな。2年前から撮影がはじまっていたと聞くので、そっかーそれって、2007年ね。
はッ、と思った。・・・はッと気がついたというか。これって、「起こらなかったこと」が、もし起こっていたら、ちょうど、国民を鼓舞する、いいドラマだな、ほほー、やっぱり企画されていたのかと思った。いまは、政権が変わったので、じゃっかん、「起こらなかったこと」が起きた時とドラマの状況が違うと思われるのですが、それは編集で紙一重の操作ですからね。
2006年から、2007年にかけて、いまでは「起こらなかったこと」が起きたときに合わせて、このドラマが撮影されていた思うと、こころが震撼とした。きょうは日清戦争の開戦のはなしだった。清がかたづいて次は露だという筋の展開は、ドラマとして三文だな、視聴者を鼓舞するだけかよ、と思った。NHKのドラマが終わって、すぐに山田風太郎の明治物をペラペラめくってみた。おなじ時代を活写するのに、こんだけ違うのかよ、と思ったね。
ひさしぶりに小説論を考えた日曜日。(笑い)