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朝5時00分 起床
気温華氏38度、摂氏3℃ 昨日は南から吹き込む風でしたが、今朝は、北風ですね。太陽が眩しい、ポッカポッカ。朝かすみの中の東京湾は、大きなコンテナ船が、いくつも外洋へ向かっていきますね。巨大船つうか。 さて、夕べは、めずらしい人がおきなわから電話をくれた、Uさん、元気そうなお声で。声音が華やいでいましたよ。何年ぶりかな。 ん、名護の選挙応援に行かれていてたんすか?と聞くと、 ふふふ、ちがうちがう、夫が定年で、東京をひきはらって那覇へ引っ越したんだよ。きょうの地元紙にあなたの名前が出てたんで懐かしくって電話したのよ。早稲田のセンセーがあなたの作品にふれて、何回読んでも何をかいているかわからない作品だって評しているのよ、と。(笑い) ま、おいらの小説が良くも悪くも沖縄の地元紙で話題になっているらしい、(笑い) で、その記事切抜きを送ってくれるというので、急転直下、会話は、名護の市長選挙へ。 (ほんとは、これを話したくって電話くれたのかもしれない、笑い) こないだの選挙、基地移設反対派の稲嶺さんが勝ったけど、ほんと前途多難よ、という。 なんで?地元の民意がはっきりしたわけでしょ。 それがねぇ、基地はみな反対だけど、地元が怒っているのは13年間に及ぶ「北部振興策」がぜんぜん地元のためになっていない、それで怒って、稲嶺さんが当選したらしいのよ、という。 それって賛成派のいちぶも今回、稲嶺さんに投票したって事?なぜだ? 利権、基地移転をめぐる利権、これすべて政府が牛耳っていて、地元にはお金が落ちないという。振興予算は工事を通じてすべて本土企業で回収されているという。 祖国復帰以降、自民党は県庁はじめ箱物をたくさんつくってきたけど、設計から、監理から、工事まで、すべて本土の大手企業が受注して、地元企業は入札参加しても受注できないという。しかも、箱物作った後の施設の運営や管理は地元に投げちゃって、維持費が地元負担という形なっている。少ない予算で、維持を任されちゃうから役所は、ひーひー火の車たいへんよという。 振興策で、建物をつくるが、ぜんぶ、みなヤマトの業者が受注している、地元は三次下請けくらいの仕事しか回ってこない、それでも小さな仕事にありつけるのはいいけど、振興策の費用の多くは元請のヤマト企業にもっていかれて、地元は四苦八苦状態、わずかな仕事で雇用も少なく、地元商工会は疲弊するだけという。名護の企業の3分の2は、もう倒産しているんじゃないかなという。 ほぇー、えーえーえ、受け入れ賛成派だった人の怒りの一票が多くまじっているっての? そうだよ、このままだと、普天間が返還された跡地利用まで、食い物にされるし、辺野古のとなりの金武村や宜野座村の土地は、ほとんどヤマトンチュに買い占められているよ。 「普天間移転問題は、辺野古での、ヤマトンチュの利権はがし、これ本質よ」と。 そんな、オイラの小説よりわかりにくい話が電話で長々と続きました。
by higatatsuo
| 2010-01-26 05:27
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