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朝5時00分 起床
気温華氏49度、摂氏6℃ 霧ですね、濃霧つうか。東京湾は、航行する船舶が見えません。しかも厚い雲におおわれて肌寒い。 中国で死刑判決を受けた邦人の刑執行が行なわれるというニュ-ス。 麻薬犯。クスリに対しては、どこの国も厳罰ですね。 死刑かあ。芸能人の麻薬汚染など、ニポンでも、けっこうニュースになるけど、死刑になった、つうのは、まだ聞いたことがない。麻薬に対してニポン国は甘いし、ゆるい。ニポンの場合、使用した人を厳罰にするけど、外国では、使用した人は矯正教育で病院行きの対象だけど、厳罰の対象になるのは提供した人・組織、つまり売人に対しては有無をいわせず厳しく罰せられる。 今回の人、1.5kgもの薬物を国外に持ち出そうとしたらしい。 ・・・つうことは、今回の刑執行で考え直さないといけないのは、ここですよね。製造、運び屋、売人は、有無をいわさず厳罰、クスリの誘惑に負けた人は、いちおう、教育の機会が作られ、矯正のチャンスが与えられる。明確な一線がありますね。麻薬に対する諸外国での対応のしかたと、国内、つまりニポン国の対応の仕方、この差、意識の落差、これを平和ボケの中の一例と考えたら、明らかにここには欲望を見失った「欠如した主体」の存在があるということだ、そういうニポン人がいるってことだね。(笑い)「我思う、故に我在り」でなく「欲望する我、故に我なし」があるのではないか。 う~ん、ちょっと飛躍した、唐突ないいかたになってしまったが、なぜ、欠如した主体になってしまっているか、それが平和ボケと、同義語か、ってことで、きょうは、ここんとこを考えよう。(笑い) それには、別の方面から。(笑い) 老成した政治家の動きを見ればよくわかる。 中国のニポン人死刑執行通知と並行して大ニュースになっているのが、自民党・与謝野元金融大臣の離党問題ですが、それはそのご、平沼赳夫氏、園田氏などと合同して「新党」結成の動きとなっていますね、そして与謝野氏の行動から中曽根康弘、読み捨てしんぶんの渡辺恒雄氏や石原東京都知事、参議院の親分・青木幹雄氏など、バックアップ・メンバーが顔を出してきています。 この顔ぶれを見ますと、去年でしたか、一昨年でしたか、民主党と自民党の<大連立構想>がありました時の中心メンバーであることが一目同然です。今更、与党が割れるということはないだろうが、このご高齢者を中心に結成される、いわば「老人新党」は、なにを欲望しているか、ということです。91歳や88歳や77歳や75歳の方々が、どのように何をどうして欲望しているか、その「むかう」ベクトルがバラバラの方向であるにもかかわらじ、結党して何を目指しているか、つまり老政治家たちの欠如した主体が何を欲ッしているか。 ここが、じつは、中国で死刑を執行される68歳の男と変わらないのではないかと、こう思うわけ。つまり、「欲望する我、故に我なし」・・・なのだから想像界に生きている。真性保守という言語でとらえるしかない想像界の世界で、我が、欲望を探すほかないということだろう。大連立の妄想が、老練な政治家としての自己の主体を引き裂きながら自己の中(想像界)に定着しているのだろうと思う。
by higatatsuo
| 2010-04-06 05:22
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