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朝5時00分 起床
気温華氏43度、摂氏6℃ 雨上がり、風がさわやかですが、暖かいですね。春の気配です。昨年だったか、「クローズアップ現代」という番組をみていて、はじめて「無縁社会」という言葉をきいた。高度経済成長期に立てられた、にぎやかで華やかな一家団欒の団地暮らしだったのが、いまじゃ、老人の一人暮らしが増えているというレポートだった。 その独居くらしの団地で、誰にも見取られず、隣近所も、その死を知らず、長いこと放置されて発見される事例が多くなっている。そういう孤独な老人の死が増えているという。 ま、核家族化の行き着く先が、孤独な老後であり、孤独な死というわけだ。 それを「クローズアップ現代」では、<無縁社会>と呼んでいたわけだが、その意味は、「ちょぼちょぼ」に言わせると、視点をかえて、ああ、なるほど、もう<消費生活>を支えることがなくなった人々なので、バイバイという意味の無縁社会になっているのかと思った。 ええー、なんで、そうなるの?(笑い) だって、そうでしょう。大家族を、核家族化すれば、それだけ消費が増えたわけ。家族で1台でよかったテレビが、核家族の分だけ台数が増えていく、しかも、個室ができると、さらにその分、テレビが一台づつ増えていく。消費者が増えるのだからモノが売れたわけ。生産がふえたわけ。家族がバラバラに個室へひきこもることでそこにモノが溢れ、独居くらしの楽園ができるわけじゃないですか。所得倍増、経済の高度成長ってそういうことでしょ。 しかし、その消費者がさらに高齢化していけば、<消費生活>もとまる、贅沢から遠ざかっていく。 市場が飽和状態になるわけ。(そのため市場を求めて海外へ目を向けるという動きになる) 戦後の所得倍増政策で、日本の富である個人資産の多くは、高齢者が所有している、 高齢化が進む社会なので、消費からは、どんどん遠ざかっていく、人口形態からすると、なんら<生産活動>に寄与する見込みがない。それにすでにある収入の格差が輪をかけていく。 さらに雇用形態の変化からも収入の格差は、さらに拡大する。実入りの少ない独居くらしと、実入りの多い独居くらし、との差が出て来る。地縁、血縁からも、すでに、どんどん離れていくことで、階層の差が出てくるわけだね。孤食、無縁社会が、階層社会に固定されていく、つうわけ。 もしかすると、高度成長期を経てできた、この無縁階層社会が、今日の長いながいデフレスパイラルの別の姿ではないか。つまり、所得倍増で個人資産が増えたので、企業は、賃金をあげなくなった。すくなくとも、90年代の経済危機から今日まで、労働者の賃金は、さがる一方である。企業の内部留保は増えていくが、それが労働者に反映されていかない。終身雇用がくずれ、地域コミニティーが壊れ、家族がバラバラになっていった、それに加えて、契約社員が増えて雇用が流動化していく。 本来、無縁とは、徴税から逃れ、権力の手が及ばない<解放区>のこと、つまり、<避難所>であったから、無縁社会になることは、ある意味、<自由>になることだと、いえなくもない。しかし、個人が番号制になると、その自由さえないというのが実際だから、国家への<義務>だけは<有縁>でありつづけるということになるのだろうか。人と人の絆、むすびつきは<無縁>だけれど、国家とは<有縁>な社会、つうことになるのだろうか。無縁階層社会の実態を把握するには国民<葬>背番号制がいるというわけだ。 おー、ちゃんと着地した。
by higatatsuo
| 2011-02-24 05:32
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