朝4時00分 起床
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テレビのコマーシャルが、だんだん耳障りになってきた。コマーシャル枠のすべてに同じ広告が繰り返されている。子宮頸がんの広告、脳溢血の広告。
はじめ、ずいぶん、繰り返しの宣伝を打つな、と思った。どのチャンネルも同じ広告ばかり、それがあまりにも繰り返されるので、ふと、脳の中で疑問がパタパタと起動した。オイラ、これってサ、目障りだよな。
そう不快感の言説を伴って起動した。
どーしてだろ。
繰り返される、こまぎれ時間帯って、もともとその時間に広告が予定されて組み込まれている枠に、埋め草の広告を入れてんじゃない? と、ピンときたわけ。企業の広告が自主規制で流せないので、かわりに公共を語る「広告機構」つうところの広告を流しているのではないかと、そう思いいたったわけ。
広告枠の埋め草に使われているのが、これまた、公共を語る広告というわけ。
もともと、そこはどこかの会社が買い取っている時間枠でしょう。つうことは、広告代金は、どこが出すのか、つうことでしょう。ふつうなら、公共広告機構へ請求が行くはず。もちろん広告代理店を通してでしょうが、しかし、これだけ大量の広告となると、費用も膨大になるだろう。
それを一手に公共広告機構が担っている、とは、ちょっと考えられない。
そこになんらかの仕掛けがあるのではないか。
と、シロートは邪推するわけ。
オイラが放送局の経営者なら、じゃ、せっかく枠が空いているから、<公共>広告を流そう、とは考えないなあ。考えたとしても、「大量」に繰り返し繰り返し流しはしない。なので、テレビ局がそういう風に広告を流すとは、ちょっと、それも考えにくい。
で、けつろん、これは広告代理店の買取枠である。広告枠を代理店から買い取っている企業の宣伝枠である、しかし、いまの時勢、広告は打てない。なので公共広告機構がこの枠を無料で担って、そのかわり、広告代理店からは枠代の請求を受ける、これを放送局へ迂回支払いするという構図。
これは、つまり、電波をつかう者の、娑婆代である。
テレビ局は、収入がないとやっていけない。企業は自主規制をしながらも、ちゃんと広告枠を確保しておく。それで広告代理店も収入を得ていく。
娑婆代の確保(枠を押さえる)、広告のロンダリング
うまい構図である。
その結果、聴取者は、おんなじ広告を洪水のごとく、見せられるというわけ。広告で、頭が、へんになりそうなくらい、妄想が現れてくる。(笑い)
参考:ACジャパン公共広告機構
ACジャパンは、広告を営利目的のためでなく、公共のために役立てようと、
全国の企業 が集まった団体です。広告を通じて住みよい社会作りに貢献
することが、私たちの願いです。