朝5時00分 起床
気温華氏78度、摂氏24℃
ううう、暑い、猛烈な残暑、馬堀海岸のうみべ遊歩道で、東京湾に浮かぶオレンジ色の大きなお月さんを見ている人がけっこういましたね。おもわず手をあわせているような人も。自然の美の神秘にむかうと無意識に手をあわせる民族ですね。美と畏怖心の同居。こゆーの敬虔、つーんでしょうか。
それにしても十五夜ぜんごのお月さんは、ほんと、天体ショーでした。初日は、蒼月、満月、十五夜と、雲ひとつない真っ暗な夜空の銀色からオレンジに変化していく、それが昨夜は雲がたなびいて真っ赤でした。
これから季節が立秋をむかへて徐々に空気が澄んでいって満点にキラ星を見せてくれるのでしょうが、いまはまだ残暑で湿気が多くそこまでいたっていない。
つうことで、暑い。(笑い)夜は、ビールがいいかな、ホップの効いた苦いやつ、キューンと冷やして。
つうことで、酒の話。
きのう技術士の青年から珍しいウイスキーいただく。「SHIRATAMA ホワイト オーク クリスタル」(兵庫県、江井島ヶ嶋酒造)って、いうやつ。見るからに年代物(写真)。こまったときのウィキぺディヤで調べると酒造元の案内が出ていて、
醸造歴史を見ると、
「大正8年には、蒸留工場を竣工し、白玉焼酎、白玉みりん、ホワイトオークウイスキー、シャルマンブランデーを発売。」とある。
つうことは、白玉系の名称を冠して、しかも、ビンも古い、中身はモルトとスピリッツのブレンドなので、こりゃ、たぶん、資本主義草創期のころ、西洋風ウイスキーを模擬した商品ではないか。もしかすると昭和の先の年代物かな。資本主義未発達のころの貴重なウイスキーつうことだ。
ウイスキー保存につかわれるオーク材の樽で寝かして瓶詰めされているから、味は、スピリッツだが、年代が古いと予測されるのでまろやかになって樽のかおりが異彩を放つ、そんなウイスキーだろう。ところで酒造元のホームページ見ると、歴史が古い。ウイスキーはペリーの浦賀来航で日本にしられてそのご薬酒問屋が輸入していたものだが、本格的な国産ウイスキー作りは、サントリーだといわれている。1929年(昭和4年)に、山崎蒸留所から国産ウイスキー第1号、「サントリー・ウイスキー白札」が誕生したというが、あれ?ですよね。
だって、すでに兵庫県で大正8年に蒸留所作っているじゃないですか。焼酎と、ウオーク材、もしかして蒸留酒を樽に入れて色付けして「ウイスキー」といってたのかな。
ま、どっちにしても、古い、古い。う~ん、口あけるには、もったいないなあ。もしかすると産業遺跡の工業製品として産業博物館入りものかもね。(笑い)