朝3時40分起床
今朝の温度表示、華氏34度、1℃、きのうのあたたかさからすると大地の放射冷却で冷え込んだでしょうかね。朝日は一瞬でしたけど、輝いていましたよ。そういえば、仕事を仕舞って帰宅するとき、少し明るかったですね。冬至のころは真っ暗の中の帰宅でしたが、どんどん西の空から明るくなるのでしょう。きょうも従業員の笑い声が聞かれました。
村上春樹の「アフターダーク」ですが、導入の語り手が「私たち」で、エピローグも「私たち」だということは、先日、このプログに書いたと思います。この<私たち>という語り手は、いったい誰なんでしょうか。ドアの向こうで従業員の笑い声を聞いたら、姿の見えない声の主を思い出して連想してしまいました。
登場人物たちからすれば、この語り手は当然、第三者ということになるだろうと思いますが、はて? 誰なんだろう?
先日来、気にかかっていることが、急に、ふっと頭をよぎります。アメリカの小説「エミリーのバラ」でしたら、語り手の「私たち」は、町の住人ということで、それは目撃証人者という立場でした。ですから、第三者とはいえ、街という共同体の構成員の人たちの視点でしたから分かりやすかったのですが、これは <?>ですね。なぜかって。だって、「アフターダーク」の語り手の「私たち」は、大都会の上空から見下ろしている<第三者の目>なんですよ。都会の上空といえば、これしかありませんよ。渡り鳥。
この鳥の目の語り手は、いったい、だれなのでしょうか。もちろん、「私たち」とありますから、渡り鳥でもなく、ムクドリやトンビでもありません。はて?
今朝は、こんな気がかりから一日がはじまりました。