朝5時00分 起床
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民衆が罪に落ちてから罰するのでは、法の捕網にかけるようなものだ。さいきんの交通取締りは、捕網をもって待ち受けている状態ですね。一時停止の標識のあるところ、右折禁止のところ、スピード違反、それぞれどこにも違反しやすい場所というのがあって、そこに捕網をしかけている。罪におちるのをまって違反切符を切るわけだけど、その切符の数が交通巡査の成績なのだとか。うがった見方をすると、罰金を多く集める巡査が優秀ってわけ。そのうち、たぶん、ノルマというのを課せられていくのだろう。
それが昂じてくると、罪におちてからでなく、罪に落としてから法で捕網する。別件逮捕ってやつ。あるいは、テレビで見るような囮捜査つうのもあるらしい。手柄を上げて出世に結び付けようとして警察や検察という組織が動くようになると、もう、やりたい放題なのだろう。
ここ数年、「狙い撃ち」の捜査がまかり通っていた。証拠を改ざんし罪に落としたり、マスコミをつかって悪者イメージをつくりあげて実際は修正ですませている違反を、大きな事件に見せかけたりする。それでも、そういう捜査に歯止めをかけるシステムがあった。しかし、それは過去形になっている。推定無罪とか、疑わしきは罰せずとか、物的証拠とか、起訴するハードルは高かった。この壁をクリヤしないと、法の捕網ができなかった。
ところが、裁判所自体が、そのハードルを低くしはじめている。そればかりか法の捕網をしやすくしはじめている。それを促進しているのは「国民目線」「国民感情」という視点である。ノルマに四苦八苦している感情を「法」の裁定に取り入れようとしている。これはたぶん、「法」から見るとこれは運用者の偽装ではないか。
どー偽装するかというと、「二重思考」で偽装する、あり方。つまりダブル・シンク。たぶん、国民感情というのは双方向テレビジョンの「世論」のことである。裁判官は、検察審査会というチャンネルのはいごにある双方向テレヴィジョンに顕れる国民感情との間でダブルシンクが要求されているのではないか。それを可能にするのが地デジであることはたしか。あっは。(笑い)う~ん、今朝も、妄想が激しいなあ。