朝5時00分 起床
気温華氏39度、摂氏3℃
北米・南米あわせて33ヶ国があつまって、「中南米カリブ海諸国共同体」設立準備会合、開催だって。ん?北米がはいってないじゃん。中南米だから、北のカナダ・アメリカからなる、北米なし。
中南米、いわゆる「アメリカの裏庭」っていわれるところ。せんじつアジア地域への関与をつよめる宣言したばかりのアメリカですが、「裏庭」はもぬけのカラだった。
で、さいきんは、イランへの経済制裁をつよめている一方で、パキスタンでの誤爆をして、その報復で、無人偵察機を撃墜されちまっている。イランへの経済制裁は、英米ともに大使引き上げ。う~ん、だけどね、湾岸戦争いらい、パキスタンや旧ソ連領やサウジに展開していたアメリカ軍基地は、ほとんど、撤退しているんじゃなかったですかね。イラクからの撤退も促されているし。
イランとの緊張には、いまは代打選手の英・イスラエルがあたっている。それに、きのう考えたドル不足だし。あれも、これも、考え合わせていくと、世界は混沌だね。ユーロッパのソブリン危機をふまえた世界は、すでに経済恐慌に突入しているとみるほかない。シロートが世界恐慌を感じているのだから、では、どんな「恐れ、恐れ、怖い、怖い」なのか今朝は、考えてみることにした。
ま、ひとことであらわすなら<アメリカ型資本主義の最終局面>でしょうかね。金融工学で実体経済から観念の世界へ飛翔しちまったグローバル経済学の頭打ちとでもいうのでしょうか。飛び上がったら、すぐに天井に頭ぶつけた状態。
つまり飽和停滞に陥った資本主義とでもいうのでしょうか。それがかつての世界恐慌のときのように戦争で回復しようなんて言っても、為替差損という<幽霊>が立ちはだかっている。そのためドル安では戦争などできないから「同盟国」へ代理を頼むという、仁侠映画の構図だ。まず、「米国債」を買ってもらう。世界が危なくなると米国債が買われるという構図であるわけ、しかも金のないところはパワー出せつう、この任侠のせいだろう、たぶん。金も、パワーも出したい、つう飛び上がりもいるけどね。
さて、わき道にそれたが、金の出せる同盟小国がいるかぎり、アメリカは、そこを重視する。たとえば中東ならイスラエル、アジアならニポン、残念ながら南米で金の出せる同盟国はいないわけ。そして、金の出せるその地域は絶えず国境問題で火種をかかえているところが面白い。パレスチナしかり、台湾しかり、竹島しかり、北方領土しかり、と。・・つうことは発想の問題としてアジアを考えると、中国包囲網という考え方は、同盟周辺小国の発想つうわけよ。だからアメリカは、同盟周辺小国に顔立てながら中国ともきょうぞんできるというわけ。ま、だいそれたシロートの妄想ですけど。