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朝5時00分 起床
ひさしぶりにのんびりした日曜日、テレビも、新聞も、インタネットも、打ち捨て、情報を遮断して1969年ごろ、佐藤・ニクソン会談前後、その後の沖縄に浸っていた。読んでいたのは大城立祐氏の「同化と異化のはざまで」。40年ぶりの読み返し。とうじ読み込めなかったことが、すんなりわかった。なるほどね。氏は1925年、大正14年の生まれか。おいらの父親と同じくらいの御歳なんですね。むかし一度だけ、居酒屋で、ご馳走になったことがある。20年くらい前か。氏が呟いた一言が忘れられない。秋の叙勲のころだったか、 なんの話の流れだったか忘れたけど、ふと、「勲章が欲しいわけじゃないけどね・・・」と、氏が欲しそうな口ぶりだったので、貰えるといいですね、と返したら、満足そうな笑みを浮べていた。「きみは、どういう本が好きかね」と訊かれたので、コンラート・ローレンツですと答えたはず。「鏡の背面」とか、「動物行動学」、「人間性の解体」とか、とても面白く読んだ。訳者の谷口茂さんを通してかんれんで「フランツ・カフカ」も、とは、とうじ、言わなかった。 もっぱら、科学のはなしにしぼって、文学を無視して、感動した「動物行動学」について、おいらは夢中で話したので、気がつくと、高良勉氏が、席を立った。大城氏が「もう、帰るのか」と、高良氏に問うと、「あした子供の授業参観があるので」と、そそくさと身支度したので、大城氏も、さて、ぼくも退散しようか、ということで、その居酒屋の前で、別れた。 40年前に書物と出合って、それから17年後に居酒屋で著者と対面したが、それからまた、20年近くたって、書物を読み返した。う~ん、あのとき出合ったときの印象とかわってないな、書物のなかのまんだなと、今朝は感心した、つうか、感動した。その後、沖縄で氏が、叙勲されたかどうか知らないけど、もしそうなら男子の本懐なのだろう。そういえば、この「同化と異化のはざまで」を読んだっきり、その後の作品は読むちゃんすがなかったなあ、なんせ、口にノリすることで、「ちょぼちょぼ」は精一杯の暮らしだったし。やっと、今朝、若いころ最後に手にした本とふたたびであったというわけ。一章は飛ばして、二章から読んで、三章へいき、それから第一章へもどるつもり。評論家の高良勉氏は、大城立祐氏と、おいらとの会話を黙って聴いていて、ローレンツの話の途中、帰りますというのが第一声だった記憶なのだが、生物学の教師をしていたはずの高良氏がなぜ、話に加わって来なかったのだろう。その後も、おいらの読書はローレンツの「人間性の解体」へとつづいていったが、沖縄地元の書物は、新聞以外、あまり目にしていない。つうことで、いま、沖縄の本をぼつぼつ読み出している、まるで、失ったものを取り替えそうとするみたいに。(笑い) *思い出した、「勲章が欲しいわけじゃないけどね・・・」のまえに、すいせんしてくれる人がいない、だったか、とりなす人がいない、だったか。つまり、もしかして、いまだ叙勲していないのかも。これも、また、男子の本懐かも。
by higatatsuo
| 2012-01-29 08:49
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