朝5時00分 起床
気温華氏29度、摂氏-2℃
放射冷却、昨夜から冷え込んでいますね。鼻ぴしぴし、風邪もよう、服を着込んで、風邪薬飲んで早めに就寝、夜中、汗かき、着替え、また丸々と着込んで汗かき、5時に、起きたときびっしょり汗かいていた。
家人が、もっと汗かけ~、なんて呪い、ぶつぶつ(笑) まるで、痛いの痛いの飛んでけ~、みたいに。
おかげで風邪がすっ飛んでいったョ。マジナイ効果的面。
で、朝早くから布団カバーやら枕カバーやら、パジャマやら、マジナイ道具をはがして洗濯し、お清め。
ま、ここまではよかったのだが、家人の「お清め」が足りなかった。(笑)
出勤して、オフィスに上る階段で、足踏み外して転んじまったよ。転びながら、右ひざをつき、「こりゃ、まずい、顔を激打する」と、一瞬、脳裏に不吉が走ったので右手をつき、上体を支えようとした、あんのじょう、額が階段のふちへかるく触れた、「ああ、よかった」、強打するとこだった。
おいら、転んで、すぐに倒れながら対処を考えていたわけだが、その結果、受身は取れなかったけど、右足のひざ小僧をすりむき、右手首のしたの生皮を剥いじまったぜ、なんせ石段に顔を強打するという最悪の事態を転びながら想定したので、思わず右手をついて上体の動き止めるのに精一杯。ま、頭蓋骨骨折の悲劇は回避できたと、ほっとした。
額に階段の角が、こつんと、あたったけど、うまく、すん止めできたかな、と自画自賛。自分なりに「危なかったな」と安堵はしたのだけど。生皮剥いだ手首と、すりむいたひざ小僧を消毒しながら、あとで思ったことは、なぜ、転んだかではなく、年とると、こうゆー転び方をするのか、という感慨だった。いや、感動だった。つまり、老人が転んで顔面を強打したとか、よく頭蓋骨が陥没したとか、骨折したとか、言われるけれど、なんで、転んだくらいで致命的な重傷となるのか、若い人にはまるで理解できな~い、はず、おいらも、若いころはそう思ってたくちだからね。
しかし、おいら、わかっちゃった。
年取って転ぶというのは、地面に、そのまま顔面から突っ込むということ。別のしかたで受身とか、対処を考える一瞬の防御ができなくなるということなのだ。これはね、たぶん、体の不自由な人々の気持ちを健常者がわからない、ということと同じ、つまり、自分の中に自分を見る異邦人がいないか、出て行ってしまったか、どちらかであって、未熟や不足とはちょっと違うだろうなと思った。近づく死者を追い払うマジナイが、そろそろ必要なお年頃になりつつあるのだろう。