朝7時30分 起床
書見と推敲の一日。あっというまに夕暮れ。
おきなわの地元出版のいろいろのエッセイなど読んでいたが、何十年ぶりだろう。儀間さんの琉球弧、ヤポネシア、中里さん、野里さん、いろいろ。とくにおきなわ市役所から出てるコザRiot、おいらが高校生のころみなおきなわ言論界で発言していた人々の著作であり、事件の報告である。パラパラ、めくって、目が点になる感じ。引き込まれてしまう。
これらは、古書といえば、みな古書のたぐい、だけれど、内容は、いきいきとしている。なので、とうじと状況はあまり変わらない。
今朝の地元紙を見ると、嘉手納以南、5施設の返還など、日米審議官級会議で盛り込むこと決定とか、そんなニュースが出てる一方で、慶良間渡嘉敷島の集団自決慰霊祭を28日に控えているというニュースなどがある。それに、PAC3の与那国島配備、町議会で要請決議するとか、そんな話。
おきなわのおかれている位置は、復帰前と何も変わらない。
さいきんの大きな話題といえば、海軍司令部濠の案内説明板が、「慰安婦」や「日本軍による住民虐殺」を削除した看板に立て替えられたという話。
県に対する抗議のもようが出ている。ゆっくりというか、徐々に、歴史認識が変えられていっている。くさいものには蓋なのか、根拠があってのことなのか、風化なのか、文学の役割は、ますます、必要になってきているのかもしれませんね。今朝は、ほこりのかぶった古書を書棚から引っ張り出してきて、あらためて、沖縄の現実は、何も変わっていないということを実感した。