朝5時00分
気温華氏64度、摂氏17℃
誰に聞いたのだったか、夢に見たのだったか、かってな、おいらの妄想か。
その管謨業少年は、父親や母親の芸術運動のこと、どこでもぺらぺらしゃべる少年だった。子供の前で大人は、なにもしゃべれない。芸術仲間たちとの政府批判などできるはずもない。それで両親は、息子が学校に行って何しゃべるかわからない、いろいろ外でしゃべる少年だから、とうとう息子を学校へやらず、家の手伝いをさせた。
外へ出るのは厳禁した。
管少年は、それからは毎日、牛飼いをして、すごすようになった。
文化大革命当時のことだ、少年は、その後、作家になったが、ペンネームに「言うこと莫(なか)れ」とつけた。それが「莫言」という名だ。
今朝、ビッグニュースがテレビで流れていた。とうの、その少年が、「莫言」となってノーベル文学賞受賞とのこと。
おいらは、何十年か前、「赤い高粱」つう小説を読んだことがある。たしか映画にもなったはず。その後の作品は、読んでいないが、今朝のニュース聞いて、はるか昔の読書を思いだした。たぶん、ご両親の「いうことなかれ」に反して、この作家は、ぺらぺら妄想を書きつらねていたのだろう。(笑)ご両親も、あの世で、びっくり、するようなニュースなのではないか。「何も、モーイエン」つって。(笑)