朝5時00分
気温華氏50度、摂氏10℃
今週は、小説のおもしろさに、読書づいていて、サマセット・モームの100物語から、「オクラホマ人種暴動」を読んだ。
フランセス・プレンティスというあまり知られていない作家の作品だが、ほんとおもしろいので、いろいろインタネットで検索もかけてみた。1921年、じっさいにおきた「タルサ人種暴動」がその作品の下敷きらしい。
小説作品は暴動簿経過をよく描けていると思うのだが、じっさいのタルサ暴動は、もっと複雑で、300名の死傷者、5000名のホームレスを生む暴動に発展していく最初の一発の銃砲が、誰によって放たれたか、この小説ではわからない。
ことし起きた3名の黒人無差別殺人を参考に考えると、おいらの推理では、
もしかすると、もしかする話になるだろう、たぶん。
煽った犯人がネイテイブ(インディアン)の青年だったこと、もしかすると、もしかする、これがあとでわかると、オクラホマ人種暴動の根深さが、急浮上してくる。
つまり、奴隷解放宣言以前からの連綿とした憎悪、これが浮上してくる。
白人、ネイテイブ、アフリカ系アメリカ人、この絡み。
オクラホマ州には、白人は、石油が発見されてから流れ込んでくるので、フランセス・プレンティスが描くように、タルサ暴動がおきるにいたる歴史的感情の醸成というか、高揚は、かなり複雑な状態であったようですね。単純に黒人を嫌う憎悪犯罪(ヘイトクライム 人種、民族などへの偏見で起こる事件)ではなかったかも……と、小説を読みながら、きょうは考えた。(笑)『歴史的事件についてはプログ「MAASHU マーシュ」参考:』