朝4時50分起床
華氏34度、1℃、キリの中の出勤です。今朝の朝日は、久しぶりに、めくりめく太陽でした。天気は快晴となりそうですね。
沖縄の新聞など見ていますと、那覇の国際通りから、新都心への店舗の移転が進み、衰退を危惧する人々の声が聞けるようになりましたね。天久の米軍住宅地が返還されて、都市計画がすすみ、ビルや道路が整備され、公共施設の建設も始まるようです。雑然として住宅の込み入った国際通りから、街路区画の整備された新しい町へ、都市機能の移転がなされるのは地域経済の活性化という点から必然かも知れませんが、国際通りの商店主たちとしては心穏やかではないようです。先の大戦で、焦土化したところに、自然発生的に町並みを形成して、いち早く復興を成し遂げた<奇跡の1マイル>と呼ばれる商店街からすると、なぜか寂しい気はしますが、それもいたし方のないことのようです。
第一に、道路が狭く、雑然として、物流、交通、狭隘土地が、飽和点に達していること、第二に、都市計画の執行の難しさ、第三に、商業活動が歴史的文化遺産を見えにくくしていること、渾然とした米軍支配下の状況を整理し、商業活動区域、文化遺産区域、生活住宅区域など、それらの整備を阻んできたのが、米軍基地であったわけですからね。
軍事基地が返還されて、都市のインテリジェンス機能を整備し、流通機能を回復し、自立した経済を目指したいというのが、沖縄の保守・革新を問わず、双方が目指してきた<反基地返還闘争>の内実の悲願でしたもんね。基地経済からの脱却という、奴隷経済からの脱却は、沖縄の反戦運動の大きな基本方向でした。普天間基地の返還がもたらす地域経済の発展は天久新都心をしのぐといわれています。