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TPP参加表明だって。う~ん。表明演説をきいて、やっぱ「おかしい」ですね。シロートが考える疑問は、ふたつ、
一つは、「ルールづくりへの参加」という理由
二つには、選挙公約違反でしょ、という理由
以上の2点です。いや、も一つある、選挙の違憲判決がつづいている。裁判所は選挙の無効までは言及していないが、憲法違反であることはみな同じ判決である。
こーゆー疑問が建てられることからして、この「政権」のありかたが根底から揺らぐ中でのTPP参加表明ということですね。小泉首相以降の首相乱立の流れの中でのTPPって感じ。
一番目の「ルールづくりへの参加」は、すでにWTOというこれまでの貿易基準があるので、これをTPPという地域限定の貿易体制に作り変えることへの加担にしかならないこと。
具体的に言うと、貿易の自由は公平でどの国も平等に参加できるというWTO指針から、TPPルールをのまない国は参加できないという排外主義に変わることは、あきらかにWTOの姿勢を無視しているわくぐみ作りというほかない。そういうルールづくりへの参加であること。
二番目には、聖域なき関税撤廃には反対し国益を優先する、という宣言と、TPPには参加しないという選挙公約で当選してきた地方組織すいせん議員との矛盾。これはTPPが選挙民を無視した貿易協定であるということの証左なのではないか。つまりグローバル企業中心ということ。
おおまかに、この二点をそういうふうに考えただけで、保護主義的な貿易であるということ、そして国民国家より優先する企業ルールのもとにあるということなので、資源の争奪戦につづく、いっしゅの市場の囲い込み運動の一つであろうことには間違いない。
つまり、WTOの貿易ルールから離れて、自由主義同盟という名のもとに地域保護主義・ルールの押し付け拡大・それに賛成しない国の排除というバスなのであろう。これにニポンが乗ったことでいよいよ発車するのであろうけど、行き先には、WTO加盟国からの検問が待ち受けている。WTO加盟国に対するグローバル企業のごり押しを支援する力、アメリカの国力は、もうない、はず。
なので、これからはグローバル企業ルールか、WTOの貿易ルールかのせめぎあい(戦い)になるので、アベノミクス首相が言う「ルールづくり」とは、異なったルールづくりの戦いとなるはずよ、たぶん。世界経済が持ち直していくにしたがってアベノミクス・ルールは通用しなくなっていくと予言しておこう。