朝3時30分起床
小雨パラパラ、曇り空、気温華氏52度、11℃、昨夜は、満まるい月でした。横須賀駅前では「満月まつり」という幟を立てて、懐かしい音楽を演奏しているグループがいました。あいにくデジカメを持っていませんでしたので激写できませんでしたが、沖縄の辺野古でも、海上ヘリ基地反対のイベントとして<満月まつり>が行われていたようです。全国各地で呼応しているのでしょうかね。「太陽の子」の著者で、作家の灰谷健次郎氏が、辺野古の満月祭りに参加するということで、楽しく、愉快で、踊り明かしながら、環境と生活を守るイベントが行われたそうです。
ところで、わたしのほうは、「転換の書 メ・ティ」を読んで、そうそうに寝てしまいました。東京湾に上がる、丸く大きな月を、枕に。夢に見たのは、エゴイズムについてのメ・ティ氏の文章。エゴイズムそのものは否定すべきでなく、その発露の原因こそが人と人のつくりなすネットワークを傷つけ、壊す原因となる、ひいてはその発露の原因となるものの具体的な解決を通してつくられるのが新しい共同体となる、そんな夢でした。国のあり方と、個人の置かれた状態とが、一直線に、まっすぐにつながっている、へェー、へェー、と感心することしきり。小説などで、人間を描くことがいかに社会的なことと密接か、新しい共同体のあり方(国家)と、つながるか、そういう視点は目からウロコでした。思えばは、わたしらは、他人の欲望する、それを欲することでつながっている部分てありますよね。知識を渇望して勉強している人から、その知識を得たいとして入門したりする、人の欲するものを自分も渇望する、そんな風にすべてが成り立っている。エゴイズムも、それを生み出す原因と背景がほぼ共通する、それが社会を編む糸のようなものとなっている、それをどう編みなおすか、メ・ティ氏はそれを言っているようですね。