朝5時00分起床
気温華氏61度、16℃、陽が上がるとすぐに、63度、18℃になりました。風が涼しいのでこの急激な上昇はあまり気づきませんが、空気に湿気を含むようになると、もう盛夏だ、なんて思うことでしょうね。体で感じることの「喜び」みたいなもの、実感します。例年のことですが、反面、ああ、憂鬱だあ、と思うのはわたしだけでしょうか。夏場毎日、冷房の効いた事務所にいますと、体温調節が狂ってきますね。身体が火照ったり、冷や汗をびっしょりかいたりして、自分の中が<おかしいな>と感じることが毎年あります。で、出来るだけ、海辺の風を吹き流すように窓を開ける工夫をするのですが、海辺に射す太陽の光は、それ以上に厳しいですね。
憂鬱といえば、野鳥の「もず」(百舌鳥)、こいつも、まあ、獰猛ですね。先日、写真でご報告した「すずめの巣」と「セキレイの巣」を、四羽の百舌鳥がのっとりましたよ。まあ、こいつら、ひどいもので、<すずめ>の生んだ卵を巣から落とし、割っただけでなく、その巣に自分たちの卵を産みつけています。セキレイの巣では、ヒナがぴーぴー可愛いく鳴いていたのですがいつのまにか大きな声でわめくヒナにかわっています。自然の生態系というのは不思議なもんですね。われわれ人間は、自然から、どんどん離れていくことで、文明を築いて、快適な方向で暮らしているのですが、さて、自然の中にひとり放り出される事態が発生したとき、自分は果たして生きていけるのだろうかと考えてしまいます。たぶん、自然の中では、もっとも弱者となるだろうなと思います。夕べは、「転換の書 メ・ティ」から、民主主義の制度は、独裁を生み出す制度でもあるというところを読みました。わたしは、すぐにナチス党が選挙で大勝して登場したことを思い浮かべましたが、つぎに、独裁制の採用は民主主義の採用にも通じるとあって、あれ?と思いました。・・・・考える、大きな壁が、突然、目の前に立ち現れたような感じです。まるで自然が、人間の前に立ちはだかって屹立しているように。・・・・遅れて思考のグランド・ゼロにわたしは到着したのかも知れませんね。おそらく、この地点に立ちはだかっているのは高度資本主義経済という巨大な欲望の渦なのでしょう。(たぶん)