朝5時00分 起床
気温華氏44度、6℃、北風ビュービュー、曇り空、8時ごろ、ようやく太陽が顔出しだしました。今日も、いい天気ですが、東京湾は、波が高いですね。さて、自民・公明党が渋っていたマンション耐震強度偽装事件の国会証人喚問が、いよいよ、今日からですね。民間と癒着した国会議員の姿まで、チラホラ見え隠れする事件ですが、どこまで真相が明らかになるか興味があります。このチラホラする議員は、森派の伊藤公介氏、事件が発覚したとき、いち早く、国交省に関係者を案内した人物です。
まあ、今日の喚問で、この人物を次回の喚問に、引っ張り出せるか、追求する野党の力を注視しましょう。「ちょぼちょぼ人間」的には、制度改革には、かならず利権の移動があると見ていますので、建築確認許認可が、民間へ委託された時点で、このへんが、どう利権と結びついているかに、興味があります。
まず一つは、建築確認許認可事業で設立された株式会社ですが、ここの社員は、ほとんど国市区町村の元役人だそうですね。まあ、体のいい、<天下り>先となりました。
二つ目は、伊藤公介氏のような、建築業界と癒着した議員の暗躍の場になっていること、いくら許認可事業会社といっても民間ですから、公権力には逆らえない。ここにつけこまれているんでしょうね。
こういった制度改革に伴う利権の移動・緩和というのは、この事件の全体構造を見ると、明確になる感じがしますね。アメリカの年次要求書に記載された内容で、ニポンの構造改革を行なっている小泉首相ですが、その改革で、これと同じような利権移動がアメリカ企業をはじめ、あらゆるところで行なわれていると思うと、バカを見るのは国民ってことです。医療費負担増、介護保険料値上げ、消費税値上げ、年金受給額の減額、痛みは国民へ。
構造改革、制度改革は、ある特定の人々に利益をもたらし、国民には、付けをまわすということのようですね。小泉首相が、改革には、痛みを伴う、と繰り返していましたが、付けをまわすからよろしくね、という意味だったんですね。その小泉首相とおなじ森派の伊藤公介氏ですから、いまや栄華をきわめているのは、森派ってこってすね。小泉改革には、そういう利権構造の移動が認められるだけで、なんら旧来とかわらない。