朝5時00分 起床
気温華氏40度、4℃、くもり空、ちょっと肌寒む、東京湾は、あいかわらず視界不良、モヤの中に作業船やら漁船などが見えています。
オリンピックの話題など、書く気も起こりませんでしたが、中盤すぎましたので一言。
最近のオリンピックは、スポーツとして、ぜんぜん面白くないです。いつごろから魅力を感じなくなったかと振り返りますと、「ちょぼちょぼ人間」の場合、ロシア大会からですね。それと長野大会。ロシア大会では、ニポン国の不参加で興ざめしちゃいましたね。原因は、なんだったか、忘れてしまいましたが、政治とスポーツのもつれだったような気がします。
長野大会では、日の丸飛行隊とかいって、頬に<日の丸>をペイントして参加した選手がいました。いくら、国から参加費が出ているとはいえ、そこまで広告塔になる必要はないんじゃない?、と思ったわけ。サッカーワールド大会などで、外国の応援団が、顔に国旗をペイントしたりしていましたから、外国かぶれだあ、とも思いました。そういう軽薄軽佻がスポーツの魅力を失わせましたね。
「ちょぼちょぼ人間」が、おもしろかった時代は、やっぱ、ブラックパワーが炸裂した1960年代ですよね。100メートル競争で、10秒の壁をきり、裸足でフルマラソンを走破し、山スキーのような長距離競争が花形だったころです。スキーしながら射撃をするとか、やっぱ競技に生活の由来があるものがよかったですね。
いまごろのオリンピックは、ダンスだか、小技だか大技だか、サーカスか、アクロバットみたいな、奇をてらったものばかりでしょ。スポンサーの広告塔やりながらのイベント。特に、冬のオリンピックなど、貧乏国では参加できないようなものばかり。金持ちスポーツの祭典って感じ。巨大な施設を備えた先進国に有利な競技ばかりで、面白くない。これじゃ、競争といいながらはじめからスタートラインが違うようなものです。
オリンピックの競争は、横一線スタートじゃないですよね。貧乏国は、スタートラインに並ぶはるか後方からスタートせねばならず、金持ちは、ゴール直前まで準備し、そこからスタートする。肉体以前に、肉体を鍛える条件からすでに差がひらいている。60年代から7,8,90年代とその格差は開くばかりだし、ルールも白人に有利なように変わっていく。そんな印象ですね。テレビで観戦するときは、たいてい<音なし>で視聴しています。しかも中継で表彰式が始まると、パチンとスイッチを消してしまいます。
もうひとつスイッチを消してしまう理由に、自国の選手をひいきにして、実力以上の幻想をもたせる報道のあり方にうんざりしています。マスコミなら、他国の選手も、ちゃんと報道して、客観的な情報のもとに競技を観戦できるようにしてほしいものですね。