朝5時00分 起床
気温華氏68度、20℃、東京湾は、朝もやの中でしたね。うっすらと航行する船舶の影が遠くに見えるという具合。厚い雲を通して、明るい日差しが。しかし、濃霧みたいなキリが、横須賀市内に漂っています。蒸し蒸し。
さて、今朝は、韓国の新聞を見ていましたら、こんな行事が。<6.15南北共同宣言記念統一大会>というのが、光州で開かれていたんですね。韓国政府が参加して、だんだん開催費用も大規模となり、今年は、北朝鮮出席者から過激な発言も飛び出していたようです。反米、反FTAなど、スローガンが際立っていると、韓国紙は報じています。
南の太陽政策によって宥和の考え方がひろがっていることは、どの新聞をみても分かることですが、北側出席者から「ハンナラ党政権になると韓国は火の海になる」という発言も飛び出して物議をかもしているようですね。ちょっとなあ、と思う発言ですね。新聞各紙が国内干渉と批判するいぜんに、「ちょぼちょぼ人間」は、首を傾げてしまいましたね。だって同一民族なのに、政治的な分断そのものの負の遺産が、思想の刃として、そのまま自民族に向けられている考え方でしょう。
それでは宥和政策をもってしても自民族の<はん(恨)>は解けない、ということではありませんか。
その辺のむつかしさ。
韓国は、<統一>ということのビジョンに、もうひとつ民族の自己解放を見出すという課題があるのかもしれませんね。もちろんニポン人も政治的な批判課題に対してはルサンチマンに陥るという悪弊はあります。白楽晴さんや金芝河さんなど、こんどの大会で主要な役割を担った人々の見解が、知りたいと思いました。どこかに表明を書いていないかなあ。韓国文学の大きな課題と、政治がぶつかる局面ですもんね。お隣の国は、いま、南北統一のビジョンの中に現れた、文学的な課題、模索中、って感じでしょうかね。