朝5時00分 起床
気温華氏73度、22℃、蒸し蒸し、いい天気ですね。曇りですが、太陽が透けて、明るい日差しを射しています。高温多湿、そういえばジャングルの中で、こんな不快な肌感じをしたことがあります。アブと虫に刺されながらのサウナ状態、着ているもの絞ると濡れ雑巾のようでした。
さて、今日は、朝早くから、若者たちの騒ぎに遭遇しました。駅前の四辻にたむろしている数名の青年たちが大声で騒いでいまして、道行く人が顔しかめている中、通りすがりの一人の若者にインネンをつけていました。昔からある、ガンを飛ばした、とか、そんな風なことだろうと思いますが、あまりに大きな声で怒鳴りあっているものですから、誰かが交番に連絡したらしく、駅前の警察官が駆けつけて仲裁に入っているようでした。世の中には、売り言葉に、買い言葉というのがありますが、人間の話す<言葉の暴力>は、だんだんエスカレートしますね。
サッカーフランスのジダン選手も、この言葉の暴力に屈して、頭突きで応えました。
夕べは、その釈明のようすをテレビニュースでみながら、怒りの暴発としての<暴力>は、どんな理由があれ<悪いこと>、大活躍の人気サッカー選手であれば、子供たちの夢をこわしてしまう<行為>であったと反省するコメントをしていました。怒りをぐっと堪えて、たんたんと応えるジダン選手。さすが、フランス屈指の選手ですね。技術が人をつくり、名誉が人を育てる、そんな受け答えでした。
さいきん、こうしたジーっと堪えるということが、なかなか難しい世の中ですよね。
感情をストレートに暴発させたり、歯に衣着せぬ物言い、といい、直截な欲望の発露、粗野な行動、それらがまかり通っている感じです。ジダン選手のインタビューを聞きながら、サッカーワールド大会が、ナショナリズムを高揚させ、国威発揚させるいっぽう、それぞれのお国のかかえるナショナリズムの負の影が、ゲームにまとわりついているという危うさを強く感じました。