朝5時00分 起床
気温華氏72度、22℃、くもり、雲はうすく、日差しは、そのうすい雲をすかして射していますが、久しぶりのいい天気って感じ。抜けるような蒼い空ではないですけど、どんよりした日がつづいたので、ホッとしますね。
東京湾は、あいかわらず濃いモヤに隠れています。近くの水面は、べた凪、漁船がトロトロ浮かんでいますが、はるか沖の方では、モヤの中を行く大型船のいつもの警笛がボーっ、ボーっ、と鳴っています。手探りで航行していく感じのイメージですね。
じっさいは、近代的なレーダーやカーナビみたいな機器ですべて掌握してるんでしょうが、水路の道先案内人に、深い霧の中を誘導されているイメージです。
さて、自民党の総裁選挙、谷垣ほか1名の出馬表明で、いよいよ始動しましたね。あとは噂の安部晋三氏が表明して、もとエロ副総理経験者が立候補して、お祭り騒ぎとなるのでしょうね。政策論争抜きのお祭り騒ぎだよ。
今回、さきほど靖国参拝を争点にしないということで福田さんが立候補辞退したものですから、森派一党独裁(?)となり、ミヤタ・メモの信憑や天皇発言の真意問題が、すっかり引いてしまいました。そのため外交問題も先送りした感じですから、状況は、小泉政権をひきつぐ流れにまとまってしまいましたね。思いつくまま、挙げると、
・日米同盟の継続、実質、国土防衛・自衛から、国益防衛ということで安保の拡大、
というか、なし崩しの軍事力増大へ(陸自のイラク撤収、空自の戦闘地域への展開
・アジア政策の膠着容認、つまり靖国参拝の継続、中国の仮想的継続
・悪の枢軸論の展開、つまり北朝鮮のミサイル問題、拉致問題の継続
・構造改革、金融資産の民間移譲というなの外国移譲
つまり、日本の民主主義をなし崩しにし、憲法をさらに無視し、国民資産を切り崩していく、そんな小泉政権の政策が続いていくだろうということです。こういう政策の背景にどんな世界の動きがあるのだろうか。まず、考えられることは、これまでのアメリカ一極集中の覇権から、覇権の多極化への流れに抗するということがあるということ、また、それが見えていないということではないだろうか。多極化へ動いている世界の流れに、日本だけがアメリカ従属というかたちで切り抜けようとしている構図ともいえるかもしれませんね。