朝5時00分 起床
気温華氏59度、15℃、雲ひとつない濃紺の空から、だんだん白々と夜があけてきましたね。朝日が、まぶしい、東京湾は、ちょーでかい貨物船が何隻も見えました。
今朝は、北朝鮮六ヶ国協議復帰への緊急ニュースが飛び込んできましたね。いいことです。さて、このあとの北東アジアの動向を予測しておきましょう。
なぜ、北朝鮮の国際社会への復帰が<六ヶ国協議>なのかといいますと、この枠組みをアメリカは、北東アジア安全保障機構に拡大しようと模索しています。これまでアメリカに対し強行に二ヶ国間交渉を主張しつづけていた北朝鮮が、ここにきて姿勢をちょっとだけ緩和したのは、この安全保障への参加期待で、同じ効果が得られるという感触を、アメリカ側から了解されたのだと考えられます。
つまり、二ヶ国間協議を拒否し続けてきたアメリカの強硬姿勢の、その面子も立つし、北朝鮮が欲しい国体維持も成り立つ。なにより金正日が先軍政治で肥大化させた軍部の面子もたつ。それが、これから各国で話し合われるであろう<北東アジア安全保障体制>の枠組み作りが、北朝鮮を交えて構想されるのだろうと予測できますね。
ニポン国は、今回の北朝鮮の六ヶ国協議を歓迎しながら、一方で、核保有国としての参加は認めないとコメント出していますから、アメリカ・中国が提示してくるであろう北東アジア安全保障機構、いいかえるとアメリカが提案しているPSI(核の非核拡散)を北朝鮮に求める立場を強調せざるを得なくなるだろう。
中川政調会長らの核武装論は、こんどは、ニポンがこういう枠組みを否定しない限り難しいということになりそうですね。
いづれにしても大きなアジアの安全保障体制が築かれ、大きな市場が生まれてくる可能性へ向けて動き出していると分析します。北の核実験を契機に、国際政治が大きくうごきましたね。それにしてもニポン外交の井の中の蛙ぶりは、さすが世界史をパスするだけの能力なんですな。文部省も知りつつ容認していた履修科目のスルーが、国際外交の場からレイテンをつけられているようなものです。