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朝5時00分 起床
気温華氏44度、6℃、雲が広がっていますね。海が明るいですが、朝日は、東の雲の上に出ていますね。逆光のような感じ。 さて、新聞を見ると。 ひぇー、ちょーびっくり。ブッシュアメリカ大統領の一般演説教書の中でテロとの戦い費用5兆円要求だって。9・11以降、96兆円。すごいね。報道によると、ベトナム戦争の戦費を超えている金額だそうです。すごい!! ただ、ただ、凄い!! ニポンの国家予算1年分を超えて戦争に費やしたお金ですよ。 これだけの税金を投入して、なお、テロとの戦いは、ほとんど終息の気配がない。 これも凄い。終わりのない戦いですね。 これって、言っちゃ悪いが、底なしの沼に金を投げているゲームというか、ザルに金をためようとするゲームみたいじゃない?、そんなゲームの理論が<テロとの戦い>ですよね。 言っちゃ悪いが、これを<政策>として考えたら、あまりいい政策じゃない。 だって、これからも大なり小なりお金がつぎ込まれていく、<正義のロジック>ですから、こりゃ、もう、以前のベトナム戦争どころじゃない。 ブッシュ大統領、いわく、「前線の兵士を危険にさらすわけにはいかない。だから、それだけの予算が必要だ」・・・そうだ。 う~ん、一見、分かりやすい説明ですが、仮に予算をつければ<戦い続けて>、<危険にさら>しつづけられねばならない、というのがこのロジック。終わりのない戦いで命をさらしつづけるのは、もちろん、前線の<兵士>にほかならない。 まあ、兵士は、命をなげだして国に尽くし、崇高な行為といわれるけれど、じっさいは、無策の中に放り込まれているだけ、ただそれだけ。しかし予算の大半は、武器になっているわけでしょ。製造会社にお金が還流している。 つまり、昔の戦争では、<国敗れて山河あり>が、しのびがたく命を投げ出す若者が崇高な行動に出ていたが、この<テロとの戦い>のロジックでは、<国栄えて、民の死屍累々の山>築くかわりに、それを左団扇にしている産業人が母国にいるという状態。 だって、善男善女の兵士は、どこにでも出かけていって戦うだけだからサ。 と、そこまで書いてきて<高度な政治的行為>としての戦争とは何か、ふっと頭の中に浮かんできました。かつての米ソ大国時代には、アメリカの敵は、共産主義であったわけでしょ。その共産主義が解体した以上、アメリカの、つぎなる敵は、テロしかない。 9・11が、うまくこの流れを形成した。そして96兆円もの消費活動が生まれた。 テロとの戦いは、消費という側面から見ると、<戦いつづける>ことに意義があるというのが本質だろうね。公の正義(社会的正義)という側面から見ると、解決がないほうがいい。つねにテロの起こる要素が再生産されるほうがいい、そういうロジックではないだろうか。 戦争が、問題解決策の最終手段としての政治的行為であったものが、いまや政治過程論の中の、一過程としてのみあるだけになってしまったのではないか。それだけ不安停な状態になっているということだろうと推測されます。つぎは宗教戦争でしょうね。イラクで起こっていることが、その兆しではないか。(テロとの戦いは、ボーダーな戦いとなって国家間をこえちゃっているでしょ) う~ん、なんだか今朝は、目覚めが悪かったかな。妄想が、あっちこっち飛んでいってしまったな。 そろそろ、目をさまして、仕事しよう。
by higatatsuo
| 2007-02-06 07:02
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