朝5時00分 起床
気温華氏50度、10℃、くもりですが、海風は、ちょっと冷たい。東京湾は、濃いモヤですね。銀色にかがやく雲間から太陽の間接照明で、海面は、ほんと、銀色。漁船が、たくさん出ていますね。大型の貨物船は、ありません、珍しい光景。
まるで銀盤にうかんだ漁船の群れですね。凪いだ海です。
さて、六ヶ国協議のその後、余波。マカオの凍結資金の返還方法で、中国銀行を経由した資金移転方法に対して、なんで、キャッシュで手渡さなかったんだ、と、いう意見がアメリカで起きているそうです。主張は、中国銀行を経由するより、札ビラを見せて、交渉したほうがより効果的ではないか、そういう議論ですね。
なるほど、つまらん、といえば、つまらん議論ですが、資本主義社会では、札ビラで、ほっぺたをたたくという経済行為がありますが、なぜそれをしなかったんだ、と、俗な「ちょぼちょぼ人間」は早とちりするわけですが、現金を前に、直接交渉を<継続>することが、アメリカの国益に適う、と、その「札ビラでほっぺた」行為には、あるというのですね。
合理的な思考といえば、言えなくもないですが、北朝鮮と中国銀行間の取引は、すでに停止状態にあったものを、なぜそんなの甦させるんだ、そういうアメリカ外交団の非戦略を責めている。
アメリカ経済界の主張は、米ドル・キャッシュで北朝鮮外交団に渡せば、もっと別な投資展開があるのではないか・・・、まさに利益を得る可能性をかぎ分けるハゲタカ・ファンドらしい発想ですね。いまや、核問題も、アメリカではビジネスレベルで語られ始めているようです。
ところで、ニポン国のテレビでは、拉致被害者を取り返すゾ、政府キャンペーンの広報が行なわれています。六ヶ国協議全体の流れから見ると、かすんでしまいそうな人権問題ですが、ぜひ骨太に、意固地に、固執して、ピョンヤン宣言をかたくなに拒否し続けて欲しいものです。戦後補償にかかる多額の賠償金投入まで、まだアメリカは準備できていませんので、それまでがんばってキャンペーンを、ということでしょうか。
北東アジアの「核」問題は、平和問題から、経済問題に移行していますね。北東アジア経済圏構想にたどり着く前にアメリカとしては、なんとか混乱の中から利益を得たいという動きですね。