朝5時00分 起床
気温華氏59度、15℃、朝モヤで,対岸の房総半島は見えず、海上を行く船影が、いくつも見えていますね。眩しい太陽です。今朝、韓国中央日報を見ていましたら、社説に、「アジア通貨基金の創設へ」動き出したことが報じられていました。中日韓の3国と、アセアンで。
創設資金800億ドル。アジアが自前で、経済危機に対処する安全弁作りですね。
これまでアメリカ・ヨーロッパを中心にしたIMF基金がありましたが、10年前は韓国がその資金で国内経済を持ち直しましたが、それに加えて、アジア自前で、そういった基金が創設できるなんて、そうとう大きなアジア経済圏がうまれはじめている証拠ですね。10年前といまでは、ずいぶん様子が違うようです。
ちなみにどれくらいの貿易規模か。中国の外貨準備金が1兆2000億円、日本が9500億円、韓国が3000億円くらいだそうです。中国はニポンを追い抜いているから、凄いですね。
韓国の新聞が報じるように、仮にアジア通貨基金ができたら、IMFと並んで、世界経済の安全弁が増えることはたしかですが、アメリカの立場は微妙に変わってきますね。
この変化は、すでに貿易収支にも現れていて、ニポン国の貿易額を見ると、対アメリカ貿易より、対中国の方が総額で多い。つまりニポン経済界は、いちはやく、アジア貿易にシフトしているようです。対米輸出の減少は、現地生産が進んでいるためでしょうが、アメリカ自身の生産競争力はそれだけ弱くなっている、そんな感じですね。それ以上に、中国製品が、アメリカであふれ出したぶん、アジアから吹く風の打撃は強いのでしょう。この風は、年々、強さを増していくでしょうから、グローバルの風とどうコミットしてアメリカ、ヨーロッパまで吹くか。