朝5時00分 起床
気温華氏70度、21℃、太陽がキラキラの朝ですね。東京湾は、凪、漁船と釣り船と、工事クレーン船だけ。房総半島は、逆光で朝モヤの中。だだっぴろい海です。
このところ頭から離れないことは、こんな感じ。
たとえば慰安婦問題で、よく「河野談話」って出てくるでしょ。ニポン語で談話、英語に訳されるときは、「河野定義」ですよね。・・・さて、なんと言う米単語で外国向け表現されるでしょうか。ヒント、
自衛隊は、ジャパンアーミーとか、ジャパンネイビーとか、言われて、普段使っている陸上ジエイタイ、海上ジエイタイとは違う言い方がされます。つまり、外国むけの外国語、国内向けのニポン語とは、ずいぶん違う表現がなされますね。これってサ、政府発表ものに、だんぜん、多い事象です。
最近は、なぜだろう、と、ここに立ち止まっています。
いえ、なに、
きょう教育3法といわれる教育改正法が強行採決されたでしょ。教員の免許更新制とか、愛国心をおしえるとか、そんな法律。この<愛国心>というのは、これは、じつは、思考のダブル・スタンダードから生まれた言葉ではないかと、ふと、思ったわけ。英語だと、Patriotism. というでしょ。日本語だと、愛国心という人と、祖国愛という人と、いるわけ。
わかりやすく言いますと、
政治協同体を愛するのが<愛国心>
社会文化協同体を愛するのが<祖国愛>、この違いに意味を見出そうとニポン人は議論するわけ。しかし、英語では、Patriotism. という、その一語。たぶん、意味は、愛国的精神というのが、いちばん、ちかいのかなあ、という感じ。だから、たぶん、外国向け教育改正法をやくするとき、たぶん、このPatriotism. をつかうだろうと予測できますが、厳密には、Patriotismじゃない。なぜなら、愛国心とか、郷土愛というコトバで何が議論されているかというと、じっさいは、公定ナショナリズムの形成だからだろうと思います。
法律に、愛国心を明記するということは、こころの問題でなく、形成になるだろうからですね。シロートは、だから、これは培われない、強制されるものであろうと考えるわけ。つまり、Patriotism. Local patriotismじゃなく、ほど遠いものになるだろうと、思いますね。
ニポン語からくる思考のダブル・スタンダードの底には、常に公定ナショナリズム形成への志向性がひそんでいる。郷土愛は祖国愛を求めて彷徨うだけ。思考のダブルスタンダードの意味は、彷徨う精神、という意味ではないかなあ。この彷徨う精神を非国民と捉え排除しながら敵愾心として高揚するところが教育にそぐわないのであるが。逆に言うと、美しい国というのは、魂を、彷徨い、うごきだせる、不在の国を指す。