朝5時00分 起床
東の空に低い、厚い、雲が見えていて、細い切れ間から、鮮やかな朱色の朝日が見えているのですが、すぐ隠れてしまいそうです。東京湾は、どんよりと暗い、朝です。
房総半島を隠したもやの中、巨大なコンテナ船が湾口から、東京方面へ、きょうは数珠つなぎに、ゆっくりと進んでいきますね。波は静か。漁船は見えません。
さて、世の中の動き、めまぐるしいですね。人間のやることは面白い。船場吉兆の記者会見などみて、へんな三文小説より面白かったし、娘を殺された朴訥な父親の会見も、純文学より感動深いものがあります。不正を追求される政治家にもいえることですが、本質は、見え隠れする<正直、誠>が<あるか><いなか>が根本のような気がします。素直に見えてゆがんでいたり、率直にみえて無知だったり、我欲で身の保全をはかっていたり、そのすべてが他に責任をなすりつけるための防御鎧だったりしますね。
船場吉兆という、ブランドをつくるのも人間なら、それを壊すのも人間、なにが問題なのかは、たぶん、現場で働いている従業員が痛烈に感じていることだろう。そういう大事な<声が聞こえない、聞かない振りをしている>そう,三代目が記者会見で発言していましたね。経営は人間であるというより機能に置き換えないと社会化できないのではないか。同族経営からの脱皮はなかなか難しい。機能に置き換えるということが経営にとってどーいうことか、ですよね。人間もようがにわかに力を発揮するのは、集団化したときだから、ほんとはそこからが面白いのだろうと思うけど、そういう物語にはならない。勧善懲悪の猿芝居に変わってしまうのが、テレビのワイドショー。(笑い)