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朝5時00分 起床
気温華氏39度、3℃ 朝日が眩しい。 白いモヤの中、対岸の房総半島は、うっすらと山並みの稜線が見えていますね。東京湾には、漁船がたくさん浮かんでいます。逆光なので巨体だけが、それとわかるコンテナ船、小さな帆船のなかで、そこだけゆっくりと動いていく様子は、異様な感じです。 アメリカのサブプライムモーゲージ問題、やっぱ異様な展開ですね。巨額負債のじったいがつぎつぎ明らかになっていくかたわらで、中東マネーや中国マネーがその紙くず債権の穴埋めをつぎつぎひきうけているようです。しかし、いつ実態経済に影響してくるか波乱含みだと懸念されていますね。影響が実態経済に及ぶと、個人消費は冷え込み、21世紀初のアメリカ発、不況が全世界を駆け巡ることになるようです。 ま、世の中、損する人もいれば、得する人もいる。アメリカ型資本主義が岐路に立たされているようですね。 ・・・このサブプライム問題についてロイターは、「18日に米ゴールドマン・サックス・グループ、20日に米ベア・スターンズがそれぞれ第4・四半期の決算を発表する予定。13日には米リーマン・ブラザーズが市場予想を上回る決算を発表したが「サブプライム問題は金融機関の損失がどこまで広がるのかが大きなポイント」(さらに別の都銀)だけに、特にサブプライム問題の震源地である米国の大手金融機関の決算には関心が強まっている 」 ま、年末には、来年の経済動向が予測できる材料が揃うということなのでしょう。 しかも、ちょっとしたスリルのある年末を迎えているということなのかもしれない。 いっきに世界恐慌へとむかうのかどうか、アメリカの銀行そのものの決算がどーなっているか、市場が注目していると、ロイターは報じています。 しかし、この報道にもあるように、中には、<米リーマン・ブラザーズが市場予想を上回る決算を発表>というところもあるのですから、もうかって、もうかってウッハウッハのところもあるわけ。それが、ま、アメリカ型資本主義ですよね。 市場原理で動くということは、それ自体化け物の背中に乗っている感じだと思うのですがシロート的には。損失の広がりと、富の集中化。そう考えると、パイは決まっていてそれの引っ張り合いの綱引きゲームということなのかもしれませんね本質は。 そういえば、この勝ち組、リーマン・ブラザーズっていうのは、どっかで耳にした記憶があります。どこだっけ。ついさいきん、えーと、あ、そーだ、ライブドアがニッポン放送の株を買収にのり出したとき、資金調達先がこの会社だったのではないか、800億円の。 売り上げ300億円の会社に800億円を融通したんでしたね。すごい。というより、800億円を引き出した若い企業家に驚いたものです。ふえー(驚きの声)、よくもまあ、30代の堀えもんという男が、そんな大金調達できるなあ、ということで、シロートの「ちょぼちょぼ」は尊敬のまなざしで見ていたのですが、しかし。あれよ、あれよ、というまに逮捕劇まで演じてしまったので、記憶に強烈に印象が残っていますね。 この事件を、インターネットで検索かけてしらべてみたら、リーマン・ブラザーズは、800億円融資の代わりに預かった債権をライブドア株の発行にかえて220億円も利益を上げたとか。すごいね。この過剰なライブドア株発行で、損したのはもともとの株主たちだそうです。いっきに値打ちが下がっちゃったんですね。そういうライブドアの敵対的ニッポン放送買収劇のかげで、やっぱ、リーマン・ブラザーズはウッハウッハの会社であったわけ。すごいね。なにが凄いかって?企業買収劇の対立のかげで、どんどん儲けていくわけよ。 この会社、100年前、日露戦争のとき、ニポンの戦費を調達した会社だそうです。ウソかホントかわかりませんが、インターネットを検索してみると、そんな記事が出てきます。「ちょぼちょぼ」のすむ横須賀市には、戦艦三笠が公園に展示されているのですが、世界の最強・無敵艦隊といわれたロシアのバルチック艦隊を打ち破ったのが、この三笠で、それでニポンは日露戦争の戦勝国となったわけで、やっぱ、その戦費の提供で、ウッハウッハの会社であったことは想像することができますね。もちろん、根拠はありません。妄想ですが。(笑い)、で、この会社、ニポン国方面、といいますか、アジア方面には、たいへん縁起がいいらしく、アジア圏域での営業をたいへん強化しているようで、大手証券会社・日興証券も、傘下に収めているらしい。シロートだから、ホントかウソかはわかりませんが、この日興証券コーデアルグループは、たしか、シティーバンクの傘下じゃなかったかしら。リーマン・ブラザーズとは同じグループということで。 何がいいたいか、ここで整理しますと、証券化しつくしたアメリカから、まだまだ実態経済と密接なつながりで経済活動がつづいているアジア、中東地域に、商売の目をむけはじめているということ。アメリカ型の資本主義が、どうイスラム市場に入るか、アジアの共同体的資本市場に食い込むかということで、面白くなっていきそう。「サブプライム問題は金融機関の損失がどこまで広がるのかが大きなポイント」というのは、そういうアメリカ型資本主義の転換を含んでいるのではないか、とおもったわけ。(笑い)アメリカ型経済は、戦争ってことですからね、これまでの動きは。(というより平和の形がなくなったアメリカの姿ということか)
by higatatsuo
| 2007-12-15 07:07
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