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朝5時00分 起床
気温華氏36度、2℃ 今朝の大きなニュース、日本史教科書検定のあり方。 来春から高校で使われる日本史の教科書検定で、沖縄戦の<集団自決>について、「日本軍の強制」が削除された問題。 渡海文部科学大臣が、教科書会社から再提出された記述修正について、申請を認める意向というニュース。これについて沖縄タイムス電子版では、 <引用> 【東京】高校歴史教科書の沖縄戦「集団自決(強制集団死)に関する検定問題で、教科書会社六社からの訂正申請を審議していた教科用図書検定調査審議会(検定審)の杉山武彦会長は二十六日午後、都内の文部科学省で渡海紀三朗文部科学相と会談し、審議結果を報告した。渡海文科相は全社の記述を承認する手続きに入った。同日中に教科書会社全社に伝達される見通し。検定審の結論は、「集団自決」について「日本軍によって追い込まれた」など軍の「関与」を示す記述は認められたが、「日本軍が強制した」など主語の「日本軍」と述語の「強制」を直接つなげる表現は採用されなかった。 <引用終わり> ・・・何が、大きなニュースかというと、 「ちょぼちょぼ」流に言うと、 1)・教科書検定の、審議過程の問題(役人関与) →「日本軍が強制した」など主語の「日本軍」と述語の「強制」を直接つなげる表現は採 用されなかった。 2)・軍の強制命令と、その背後によこたわっている差別の問題 →「日本軍によって追い込まれた」など軍の「関与」を示す記述は認められた この2点が、ほんとは文章の背後に隠された思想的な大きな課題として残っている難問だ、ということですね。つまりニュース報道にある、再修正の中味では、沖縄問題の本質が、ぼかされて隠されている感じを否めないのが、ほんとのところでありますね。 1)では、もともとの教科書「検定」につけた意見の「撤回」がありません。 これは、あとあと撤回した、しなかったという、責任の所在をあいまいにする内容であること。 2)では、軍の関与という場合、沖縄人に「たいする」差別には触れず、自決命令の文書があったとか、なかったとか、あるなら証拠出せ、という不毛な立証責任の議論を前提にしている、ということです。 どちらも、ものごとを口約束によるその場しのぎに曖昧化している点では、当初の、検定意見と同じレベルではないか、と思います。特に、2)では、軍隊が、交戦状態に突入するとき、それが避けられない必至の時には、銃弾など戦闘用具以外はすべて廃棄処分し、作戦上、食料さえ残さないようにするし、物資が敵に利用されないように破壊しつくすし、交戦後のことを考慮して文書類が失われるのは、軍隊の作戦として必然的な、焼却行動である。 したがって、従来の歴史的な認識を、こういう作戦行動を無視して、ものごとを口論の域に据え置いて否認し、歴史イメージを変更するという、そういう作為から、どーしたら教科書検定が守られるか、国の姿勢が示されていないということです。歴史教科書検定が、国民の反省にもとづかず、イデオロギー化しているということではないか。しかも、否認という形で歴史改変を意図するというのは、悪質な修正イデオロギーであるというほかないだろう。 国がそういうのに加担してはならないと思うが、今回の検定審は「集団自決が起こった状況を作り出した要因にも様々なものがある。軍の関与はその主要なものととらえられる。一方、軍の命令で行われたことを示す根拠は確認できていない。住民の側から見れば、当時の様々な背景・要因によって自決せざるを得ないような状況に追い込まれたとも考えられる」などとの「とらえ方」を示した<東京新聞>という。戦前の沖縄差別の激しさについて、想像力をめぐらす要因は、この議論からは消えてしまっている。守備軍は、住民をも、敵視するような差別の上に配置されていた。悲劇は、ここにある。
by higatatsuo
| 2007-12-26 07:14
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