朝5時00分 起床
気温華氏35度、摂氏2℃
う~ん、なんだか<ちゃんと>シリーズになりそうな表題だな。(笑い) いえ、なに、きのうの日経新聞だっけ、一面に、「トヨタ5月から増産へ」という3段見出しの記事がありましたね。それ見て、ん?、と思いました。なぜ、ん?なのか。
夕べは、寝つかれずイビキかきながら考えていましたよ。(笑い)
だって昨年からつづいてきたトヨタの<派遣切り>が社会問題になったでしょ。それだけじゃなく、さらに、自動車販売の売り上げ不振で「税収落ち込み」必死とか、地元市役所の240億円から16億円に落ち込むとか、国の事業税10%減少など衝撃報道が、かなり繰り返されていたでしょ。
そこへ昨年四半期10-12月GDPが、年率換算でマイナス12.7%も落ち込んで、アメリカヨーロッパより厳しいとか、そんなことが報道されています。GDPの落ち込み不振の原因が、外需(輸出不振)にあったってことは、このごろの分析で明らかになっている中で、輸出に頼ったかなりイビツナなニポンの経済構造がふたたび指摘されています。
つまり、総合的に考えると、トヨタなど、輸出産業は、輸出先の国の不況に伴い、早い段階での単なる在庫調整のため、人員整理に着手したってことだろう。
それが昨年の「派遣切り」の実態。だぶついた輸出むけ在庫の消化を優先させるため、生産を減らしただけ。そのため雇い止めと、派遣切りを実施。
在庫が、整理できたこの4月段階から、ふたたび自動車の増産を行う、そういう流れなのでしょう。
そこで、こういう外需中心の産業形態の中で、考えられる<思想>とはなにか、布団の中でモゾモゾしていたわけ。(笑い)
こういう「イビツナ」な産業構造の中では、労働者は、<調整弁>でしかない、そういう扱いとは、どーいうことか、考えなければならないだろうね。つまり、そういう輸出企業の人事課、雇用セクションには、ファイル化された人間たちがいつでもいるってわけだ。いや、そのファイルは資材部の購入目録の中かも知れない。
う~ん、ファイル化された名なしの番号、資材扱い。それが派遣労働者ってわけだ。
しかし考えてみると、これって、行き着く先は、破綻でしょ。巨大企業化するかわり、いづれビッグ3みたいに公的資金が必要になるってこと。しかも、何兆円という単位。う~ん、同考えても、ニポンの終身雇用制が最高の形態のような気がする。(笑い)