朝5時00分 起床
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台風一過、急に秋になりましたね。日が暮れるのが早く、秋の虫がチンチロ・リン、政権交代でマスコミ報道の話題の多くが民主党のマニフェストに移りました。その実効性の検証というか。かんかんがくがく、議論を聞いていると、民主党の議員さん、なかなか勉強している感じ。
これは自民党の議員さんにはなかった雰囲気、視点が、新鮮というか。キリ口が、あ、なるほど、っていうのが多々あり、切り口が新鮮ですね。
う~ん、発想がいい、というか。
たとえば、ETC補助、これは表向き高速道路週末一律1000円で、人の移動を活性化して経済効果を出そうという政策ですが、実際は、メリットがあるのはETC器具をつけた自動車だけでしょ。普通のETCカードだけでは、そのメリットの恩恵にあずかれない。逆に、大きなメリットがあるのはCTCの製造会社、システム運用会社、料金引き落とし会社、その管理会社ってわけ。
ETCカード持っていて、一律1000円の、割り引き対象にならないけど、器具を装着することで恩恵にあずかり、しかもその恩恵で減収する分を税金で補填するとなれば、道路をカードや現金で使う国民より、受益者は誰だってことになりますよね。費用対効果のバランスは著しく悪い。
そういうアンバランスの予算の使い方から発想を変えて、誰もが受益者となる方法はないか。
それを可能とする逆転の発想として高速道路無料化。
この高速道路無料化は案は、たぶん、現状分析が正確で深いところから出てきていますから、おー、と感心しますね。田舎かのほうから無料化していって、物流の集積する都会に近づいてくるに従って渋滞の具合に見合った料金コントロールすれば、いいじゃん。
一律すぐに無料化する必要はないし、それに向かって道路の社会実験をくりかえしていけばいいだけでしょ。対象にむかうスタンスがしっかり決まっていれば、政策の実行は、過程にしか過ぎない。
しっかりした視点があって、しっかりした足腰が鍛えられている政策にすればいいこと。民主党は、ネクスト内閣でいるあいだ、かなり、こういう予算執行システムの現状を深く分析したふしがありますね。行政に詳しくなったというか、行政が秘密にしたいところまで、踏み込んでいる政策を見ている感じです。ま、旧来の思考法を開放して、ひとつひとつ現状を分析して国民にとって、どれがいちばん、いい予算の使い方か、これが社会全体に波及して、うまく機能しだすと、活力が生まれますよ、きっと。(笑い)
政権が交代するということは、思考法の開放、発想の転換が面白いですね。