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朝5時00分 起床
気温華氏56度、摂氏13℃ 「足並みの乱れ」の<足並み>で辞書をひくと、 複数の人や馬の足の運びのそろいぐあい。歩調とか、 考え方や行動のそろいぐあい。という意味・・・だそうですが、普天間基地の移転問題では、岡田外務大臣と、北沢防衛大臣の意見が分かれているということで、マスコミは「足並みの乱れ」と、表現しています。 ま、シロートが見てると、これは、「足並みの乱れ」ではありませんね。もともと防衛機密という名のもとに日米の防衛協議から野党を排除したことが原因ですね。その排除された情報不足な党が政権を取ったのですから、日米の防衛協議者は、丁寧に、これまで情報不足だった党に、経緯を説明し、これまでの合意到達点について了解をとりなおすという別の段階があらわれたとするのが<すじ>だと思いますね。 防衛には、機密事項がある、という名目で、野党であったいまの政権党を<排除>したところに問題の前提があるということです。で、問題の二つ目は、政治家主導の政権ですから、所管大臣の段階(レベル)では、その大臣や省の意見が大きく出てくるということです。防衛省は、防衛大臣の意見として、外務省は、外務大臣の意見として。 それぞれの大臣が、言うのですから、それは当然、いままで表の議論とならなかったことが、表に出てくるわけ。おそらく、裏側で官僚の調整ですまされていたことが、議論の課題として、表にでてきた。 で、整理すると、 ・防衛大臣は、海兵隊その他の一部が海外へ移転して、そのあとに普天間が キャンプ・シュワブに移るのだから、政権マニフェストとも整合性がある、と 主張する。たぶん、省内から出てきた意見を、代弁しているのだろう。 ・外務大臣は、これまでの経緯から普天間の海外移転は考えられないから嘉 手納基地へ統合できないか、という案。マニフェストに対しては、マリンのグアム 移転と普天間の移転はパッケージで考えて辺野古への基地移転に反対してき た経緯から、という立場。 ・総理大臣は、沖縄の民意にしたがって、その判断に従いたい。 ・連立政権与党の社民党は、普天間基地は県外か、海外へ完全移転する だいたい、シロートが勝手にまとめると、以上になる。外務・防衛大臣は、県内移転もしかたないかも知れないという立場にたち、(これは省内の多数意見だろう)、また県内移転には、まったく同意しないというのが社民党の立場、総理大臣は、これらの意見と県内の民意と見比べようとしている、そんな感じ。 ということは、基本的に、これらの政治家の意見はまだ<議論の前段階>であって、内閣の「足並みの乱れ」といえる状況ではないような気がしますね。 むしろ日米の基地の問題は、防衛機密を含むとして、民主党を議論から排除してきた結果、情報不足で、<議論>の初期段階から、いろいろ問題が表に出てきているだけだろう、と思う。逆に言うと、国民にみえなかった内部調整ですんでいたものが表に出てきたということでしょ。 したがって、問題の本質は、これまで防衛問題から排除されてきた政党が、政権政党になったことです。 アメリカは、再度、政権政党に対して、なぜ、キャンプ・シュワブでないといけないか、なぜ、大規模に膨らませたV字型の滑走路が必要なのか、軍事戦略上の観点から、明確にしなければならないのではないか。政権与党の情報不足に対して説明するのが、優先されるべきことではないか。軍事には機密が含まれるとして政権政党にも、またまた、そんな説明はしないとか、そんなアメリカ軍の考えだったら、おもしろいね。(笑い)
by higatatsuo
| 2009-10-27 06:20
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