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普天間基地の移転先、候補地となっている辺野古をかかえる名護市の市長選挙がまもなくですね。基地移転を受け入れ容認した現職の島袋吉和氏と、市元教育長の稲嶺袋進氏の対決。地元新聞の候補者インタビューを読むと、面白い。
現職の島袋氏は、13年間におよぶ「北部振興策」の成果をあげ、いっぽうの基地移転反対の稲嶺氏は、ひも付きはダメ、基地移転と振興策は切り離せ、と訴えているようです。市民アンケートによると、これまでの北部振興策を評価しない、という数字がけっこう高い、なぜだろう。
辺野古移転とからめた周辺整備費の「北部振興策」なので、<メニューの一つ一つが国で決められ、地元の自由裁量がない。基地とリンクせず、中央省庁との縦のつながりから解き放たれた、市町村の裁量権が生かされるべきだ>(稲嶺氏)という。いっぽうの島袋氏は、箱物建設という批判はあるが、それによって雇用も生まれたし成果は高いという。
今回の「北部振興策」を問うアンケートを解説すると、
ま、基地の移転を条件に、防衛庁主導で「ひも付き予算」が投入されてきたことは懐柔策だったということで、市民には、不評という結果が出た、う~ん、これは何を意味するであろうか。
なんか、アメとムチといういいかたで補助金が使い分けられていた時代から変わりそう。
なんか、世論という大海をながれる潮目が、急に変わったなという印象を受けますね。予算のつけ方。あり方に。自民党時代の昔ながらのアメとムチといういいかたで補助金が使い分けられていた時代から大きく変わりそうな気配ですね。名護市民は、そういう期待で投票行動起こそうとしているのだろうか、
とすると、今回の名護市長選挙は、地域主権を考えるきっかけの選挙となるかも知れないと思った。期日前投票の数も前回の倍に膨れ上がっているそうで、感心の高い選挙になっていますね。
ちなみに、4万5千有効票のうち、告示2日目で、3500票がすでに投票されたそうだ。基地受け入れか、どうか、この一点だけの争点でないところが、将来、もし県外移転した場合の政府民主党の大きな課題になるだろう補助金問題である。地域活性化と、基地移転と、補助金。かりに移転受け入れ先の自治体が自由裁量の補助金がついてくるとなると、そこではじめて<国防>を考えるきっかけとなるのか。地域エゴとは、ちがった思考が始まるのかもしれない。