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朝5時00分 起床
気温華氏56度、摂氏13℃ ええ、そーなの?「経済」って言葉。ここから来ているの? 經世濟民(経世済民 / けいせいさいみん)は、中国の古典に登場する語で、文字通りには「世を經(おさ)め、民を濟(すく)う」の意。それが、もともとの「經濟」の意味だって。ずいぶん、いまどきのエコノミストの考えと違うじゃん。 <民を濟(すく)う>どころか、<世を經(おさ)め>富を株主へ集中して、多くの民を貧乏にしよう、それがアメリカ型資本主義の金融経済じゃんね。東洋的な経済観念は、まるで意味が違うし、世界に対する認識も、総合的な世界観のあり方も違うじゃんね。欲望は、あくまでも欲望だよ。それが社会システムになるはずがない、だってサル山になるしかないでしょ。(笑い) ちなみに、こまったときのウィキィペディアから引用すると、<主として英語の「economy」の訳語として使われている今日の用法とは異なり、本来はより広く政治・統治・行政全般を指示する語であった。> 人間の行う経済活動は、欲望丸出しのサル山、エサ争い、ボス社会と違うってことだな。(笑い) かしこさが勝って、花札のような証券化商品までつくって、バクチをはじめる、あげくのはて戦争となるだけじゃんね。(笑い) で、昔の人は、「今世間に貨殖興利を以て經濟と云ふは謬なり」と明治維新後、脱亜入欧の中で、経済の動きを見ていた人たちがいたわけ。江戸の街中、大阪の街中、楽市楽座から活発になっていく流通経済がまだ正常に生活の中に生きていた時代に、すでに。 社会が高度化して、複雑化しても、原点は、なにも変わらないのではないか。 今朝、アメリカから伝わるニュースで、オバマ合衆国大統領が導入予定している、総額10兆円を越える金融会社への課税のあり方や、金融会社へ、多額の税金が投入されたにもかかわず、旧来の金融システムを維持したまま、ふたたび利益を上げ始めていいることへの懸念から、規制に踏み出すという政治方針の発表は、非常に、正当な、大統領の政治姿勢であるなあ、と感心した。 ふと、それで、アジア的な<経済>とは、なにか、と原点を思い出したわけ。 きっかけとなった記事は、これ。 <ロイター21日> [ワシントン 21日 ロイター] オバマ米大統領は21日、金融機関のリスクテークに関する諸制限を一段と厳格化するよう提案した。政権が2年目を迎えるなか、低迷する支持率の底上げにつなげたいとの意向があるとみられている。 提案を受け、午後のニューヨーク市場で株価は大幅安となった。 中身としては、1)銀行業務を行う金融機関によるヘッジファンドもしくはプライベート・エクイティ・ファンドへの投資や保有・出資の禁止、2)すでに制限がある預金に加え、負債など預金以外の資金源も考慮した、金融セクター全体における銀行の新たな規模制限の導入、3)自己勘定取引の禁止など。 大統領は記者会見で「顧客に奉仕するという中心的使命から金融機関があまりにもかけ離れることをこれ以上見過ごすことはできない。ヘッジファンドやプライベート・エクイティ・ファンドの運営、短期的収益獲得を目的とした一段とリスクの高い投資により、あまりに多くの金融機関が国民の税金をリスクにさらしてきた」と語った。
by higatatsuo
| 2010-01-21 06:11
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