朝5時00分 起床
気温華氏71度、摂氏21℃ 雨
ひさしぶりの雨ですね。円高が止まりませんね。85円だって。輸出企業の多くは現地生産がすすんでいるのでダメージは、対ドルとりひきだけ。とくにニポンからのアメリカ輸出だろう。為替差額がこんなに開くと、考え方をかえないといけませんね、とシロートは考えますね。
賃金の低いところで生産し、先進国市場で売る、そういう発想は、もうダメですね。
先進国市場は、実態のない金融経済でバブル状態であるわけだから、市場としては半減している、かわりに、どこへ市場を求めるか、途上国しかないではないか、ということですね。
生産コストの低減を求めて海外へ出た企業は、すなからず近い将来、大きな壁にぶつかるだろうね、とおもう。発想をかえなければならない局面をむかえているが、発想を生み出す企業としての土壌に早く気がついた企業がいき延びるだろうと、今朝は考えました。(笑)
だって、人間にとって必要なものは高くても必要であるし、なにが不必要化を考えて見ただけで、企業の原点に返れるじゃないですか。付加価値という「まやかし」は、値段を上げるためにトリックであって、なくてもいい発想ではありませんかね。競争力は、差別化の徹底ではなく、むしろ、余計な贅沢・装飾を無駄として、シンプルな機能で生活の向上を重視した商品が市場では「選択」されていくのではないか。こういう商品は、だいたい現地生産でまかなわれていく。たしかな技術力に裏打ちされた生活必需品は、大量生産でなく、現地で信頼を獲得していく。
先進国の金融経済と決定的に違う点は、「現地で信頼を獲得していく」根拠となるモノが、あるかないか。人件費の安さだけを追い求めていた企業は、近い将来行く場を失うのではないか。中国でおきているストライキは、生産と動労の永遠の課題なのだから、いつまでも回避して、移転をくりかえすだけでは徐々に抜け落ちていくモノに気がつかないだろう。人を育て、商品を育てるのは、技術力の向上という付加価値が蓄積されていくから、これをないがしろにすれば、とうぜん、抜け落ちていくモノといえば、この一点であるだろうと思う。
今朝は、円高がすすむ状況というのは、もしかして発想を変えろ、という声なき声のメッセージではないかとピンときたわけ。