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さいきん、あまり沖縄の地元紙を見ていないが、漏れ伝わるニュースによると、11月の県知事選の候補者選びで民主党が、ごちゃごちゃ、だそうな。自民党現職の仲井真氏は、政策がぶれてぶれて、普天間基地の海外移転を唱えたり、辺野古回帰を口にしたり、ま、大衆迎合に、いつものとおりふらふらだそうです。(笑い) めいかくに海外移設一点を主張しているのが宜野湾市長である伊波洋一氏、こちらは、アメリカの政策もよく研究していて、いっかんした姿勢で、ぶれない。
問題なのは、与党である民主党の候補、すでに出馬宣言した仲井真・伊波氏にかわる第三の候補者を擁立しているとか。この擁立ってとこが、まあ、沖縄での焦点であるわけ、でしょう。
大きな枠組みで理解すると、民主党が政権の座にすわったことで、その政策において、革新共闘間で亀裂が入った証つうか。民主党本部の意向と、地元県連との間に不協和音が鳴り出している、つうか。(このこと事態は自民党時代もあった。)
こちらの不協和音は、不況和音つうか、不興和音だね。そもそも国民新党の下地氏と、喜納昌吉氏とのあいだで、一本化ができてないそうで。そりゃ、うまくいかないわな。中央政治では、ともに与党であっても、地方で、県連レベルでは、明確に政策が違うのだから。そのため岡田幹事長を入れた両者の話し合いがうまく入っていない。調整がものわかれだそうな。
そもそも昌吉氏は、6月の参議院選挙の全国比例区で落選したことで、虎視眈々と地方政界転進(*)をねらっての意欲満々なところ。しかし、政策的には、伊波氏と、あまり違いがない人。国民新党の下地氏は、中央政界での与党連合の元に政策を構築しているから、地元の民主県連とは政策が合わない。これを一本化しようというのですから、なかなか容易ではない。ウチナンチューの考え方からいくと、政策の主張が伊波氏とおなじなら、「昌吉、民主党から離脱しないと、応援しないぞ」となりますね。ま、与党であることの困難に直面しているのが民主党沖縄県連の喜納昌吉氏の苦悩ではないでしょうか。なんせ、党員がすくなすぎる。伊波洋一氏のように沖縄社会大衆党という地元政党のもとに革新共闘が結集して大きな勢力を築いているのだから。
*喜納昌吉氏が、6月の参議院選・全国比例区で落選したときのコメントで、「ヤマトは、おれをいらないということか」と、ポツリ呟いていたことが、印象にのこっている。孤独の呟きだった、それが秋までつづいている・・・。(笑い)