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朝5時00分 起床
気温華氏25度、摂氏-4℃ 底冷え、風なし、う、ううう、さむい。雪の降ったあとの寒さ。ぶるぶるぶる。 きょうは、ね、小沢一郎衆議院議員が、強制起訴されるというので、それ待って、「ちょぼちょぼ日記」にカキコしようと、がまん、自粛、したら、午後、強制起訴されたというニュース。 起訴状は、まだ見てないが、マスコミの伝えるところによると、第一回目の議決が不起訴になってその後、審査会メンバーを入れ替えて継続審議し、先の審議に含まれて居なかった理由を追加して二回目議決がなされ、これによって強制起訴した、ということらしい。 検察審査会法によると、同じ理由で二回議決されると強制起訴となるが、第二回目には、第一回目議決に含まれてない理由の追加があり、焦点になっている。今回の強制起訴が、二回目に追加された理由をふくむ起訴なので、これが審査会法に合致するか、どうか。つまり、検察審査会法にはない、訴因変更みたいな理由追加を含む議決が審査会に付与されているか、つうわけ。 ややっこしい、ですね。 指定弁護士は法律によって起訴はしたが、さて、法と証拠にもとづいて不起訴になっている事案を、捜査機関でもない検察審議会の印象議決だけで、はたして<有罪>に持ち込めるか。 たいへん、恐ろしい裁判が始まろうとしていますね。 これで裁判所が有罪をだしたら裁判官は弾劾されることになるでしょうね。なぜなら<法と証拠>に基づかない<判決>となるのですから。三権分立が、検察審査会によって揺らがされます。 ああ、こわーい、状態ですね。 ところで、今回の強制起訴で、起訴状に追加された<疑い>つうのは、政治資金収支報告書に、平成16年度に記載すべき金額を17年度の報告書に記述した<期ずれ>で、この期ずれが不正献金をかくすためのテクニックつうことのようです。 この疑いを持たれた期ずれには、元秘書三名が共謀していた、という。 そのため元秘書も取調べられて起訴さている。つまり、<期ずれ>をきっかけに小沢氏が企業から不正な政治献金を受けていたことを暴くというのが当初の検察ストーリーだったらしい。 しかし、その後、<期ずれ>は、農地法にしたがった正規の手続きからくるズレだそうで、インターネットでは、はて? なにが、犯罪なのか、と話題になっている。 元秘書たちと共謀した証拠についても、検察は、調書取り下げ、証拠不採用とか、出てきて争点整理する段階で嫌疑不十分の疑いすら出て来ている状況になっている。 そういう流れにあるストーリー事件を、検察審査会では、強制起訴すべしと議決していたわけだ。 指定弁護士が今日の強制起訴まで、かなり時間がかかったのも、そのへんのあいまいさからくる戸惑いからであったろうと「ちょぼちょぼ」は察する。 で、午後の各社ニュースの解説を見ると、 ① 昨年、2月時点での、むかし検察審査会で議論され始めた頃の議論に立ちもどって起訴理由を解説しているところが面白い。その後の第一回目の審査会、議決内容も、二回目の議決内容も、検証することもなく・・・先祖がえりした議論を展開している。なんとか建設から5000万円うけとったとか、そんなこと。 ② とくに時事通信の記事なんて、昨年の2月の記事をそのまま配信している感じ。(笑い) 「刑事被告人として裁判闘争を強いられることになり、40年以上に及ぶ政治生活で最大の危機を迎えた。」 ③ 今後の予定としては、石川、大久保、池田元秘書など、逮捕され、起訴され、公判まで1年かかっているので、これをとりあげて小沢氏の場合も、早くて、夏場、もしかすると来年の公判だろう、と、スイソクしている。 つまり、小沢一郎氏を「刑事被告人」と呼び、検察の起訴と同じように扱っているが、その扱いの根拠を示さず、悪印象のみで記事にすることは、昨年の2月時点と同じであり、また、裁判の争点整理を含めると公判が長くなるだろう、という期待で、記事にしているところが面白い。まるで座敷牢へ長いこと閉じ込めておきたい願望大作戦つうか。そんな期待を含む報道ぶりに見えている。 もちろん強制起訴であっても、被告人だから、新聞は、犯罪者扱い、疑わしき者を罰せよ、という姿勢であることは昨年の2月時点と同じである。(笑い)落日しんぶんなど号外まで出しているらしい。 なぜ、大手マスコミの扱いが、インターネット読者には、おかしいと思うか。 大手マスコミが真実を伝えないことへのギモンがインタネットに満ち溢れている。 つまり、検察審査会法の手続きによって指定弁護人に強制起訴されたが、その起訴理由が検察審査会法に合致してない内容だということはマスコミは伝えない。むしろ頬っかぶりを決め込んで、またぞろ、「政治と金」という抽象的な心象イメージ作戦の展開に終始するようである。証拠がなくても政敵を座敷牢へ閉じ込めようという、あわよくば、塀の中へ追いやることがきるぞという、その検察審議会のあり方が、マスコミの世論操作と一体化している仕組みになっていることが三権分立を揺るがしている、これを民主主義の危機的状況とインターネット読者が受け止めている感じが見受けられて、面白い。 合理的精神とニポン的心象・心情が入り乱れていて、「ちょぼちょぼ」には、たいへん面白い現象ではある。しかも法と証拠にもとづかず<裁判で白黒つけよう>と議決した二度目の起訴相当の理由だが、これは、公判で口頭主義でいこうという宣誓でもあるのかな。(笑い)もし、そうだとしたら口頭主義であっても証拠調べの上に弁論が組み立てられるのが原則だから、裁判官の心象は、はたしていかに形成されるのか、と、まあ、面白いことになりそうですね。
by higatatsuo
| 2011-01-31 06:41
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