朝5時00分 起床
気温華氏66度、摂氏18℃
朝もやというより、霧、きりというより濃い朝もや、東京湾は、視界4kmくらいかな、対岸の房総半島はまったく見えないが、航行するコンテナ貨物船は、うっすらと見えている。くもり空。船体にLPGのロゴ、丸い容器をのっけた運搬船が、昼ごろ。通過していきました。
さて、ここ3週間ばかり、経済の動向について、あまり気にしなかったのですが、いつの間にか、為替レートが80円下回っていたのですね、きのう、家人にいわれて市中の交換所へいくと、1ドル79円だって。何で円高かな、つうわけで、調べ、調べ。
なるほど、ギリシャの債務危機が世界を駆け巡っていたんですね。それと、アメリカの借金限度額に達して資金調達が厳しくなっていること、しかも、その資金調達にあたっての債権をFRBが、どんどん買い増していたというのですから、自作自演で、アメリカ経済を維持していた。議会が、さて、さらなる借金の限度額を上げていくか、議論中ってところで、オバマさん、四苦八苦だとか。
つまりドルをうって比較的安定した円に、資金を移動して<避難所>にしているという構図のようです。そういえば、中国が、ドル資金を売って、ニポンの中長期国債を買っているというニュースがどっかにありましたね。東北大震災で、ニポンの貿易も、4月、5月と、落ち込んでいますが、世界的に見ると、まだまだ円が安定しているようです。つうことは、あの、トヨタのニュースは朗報ですかね。北米市場で9月ごろ従来の自動車生産量に戻る予定とか、ホンダは、燃費26km(リッター)のハイブリッド車を開発したようで、生産拠点を鈴鹿へ集中して、約1000名の期間従業員を確保するというニュースと合わせて考えると、ことし下半期の景気は、うっすらと明るくなってきているのでしょうかね。
日銀は、先日の金融政策決定会合で、出資や動産・債権担保融資などに、5000億円を上限として、最長4年の貸し付けを新たに行うというのでしょう。すでに成長分野に対しては3兆円もの貸付も行っているから、下半期の景気回復にむけた<呼び水>を準備している。政権のごたごたの中で、経済の舵取りはメルトダウンすることなく続いているようです。東電の賠償スキームがいまだあやふやなので、政治はこちらに集中するつもりなんでしょうかね。ドサクサにまぎれて消費税値上げとか、「税と福祉の一体改革」とか、国民への負担増ばかり声高なニュースとなっているけれど、そういう財務省の思惑にのることなく、たぶん、救国政権が目指しているのは、四半期後半の経済回復に狙いをしぼっているのではないか。
政権ゴタゴタ劇は、起承転結のうち、最初の<転>にさしかかっていると見た。(笑い)