朝7時00分起床
寝床でウダウダしながら文芸春秋別冊『夏目漱石と明治』を読む。面白いので一行一行丹念に読んでいると、いろいろ想念が動いて、いっこう前にすすまない。例のごとく怠惰の虫も飼っているので、ときどき、鼻からちょうちん、グ-が鳴り、朝から遅々として読書は進んでいない。オヤ、もう、こんな時間かと、寝床を這い出したら、9時だった。
居間のソファで手作り黒酢のりんごジュ-ス割りを飲んで、つづいてココアを飲み、みかんを食べながら、つづきを読む。吉本隆明の談話「漱石の巨きさ」は、ふ~ん、てな感じ。川村湊の「漱石の゜何でも見てやろう゜」も、ふ~ん、てな感じ。途中、ちょっと、眠気がきたので、きのう本屋で買った加藤典洋の『語りの背景』をパラパラ。第一次大戦後のアメリカ文学の課題が、日本では第二次大戦後の文学に、課題がかさなるというエッセイは面白かった。
気を取り直して、また『漱石』にもどる。西洋文化と直面した<漱石>がその作品で描いたことを明治の時代精神と重ねて読もうとする特集に・・・・。