朝5時00分 起床
気温華氏62度、摂氏16℃
濃い朝もや、太陽は、蒸しています、湿気がありますね、梅雨の気配です。フィリピンでうまれた台風が北上、南島へ接近中。空梅雨のおきなわですが、これのおかげで慈雨。水不足の解消になるだろうという。
水不足より、なにより、争点が不足して県議会議員選挙スタートですね。
自民も、民主も、与党も、野党も、みな普天間基地は県外移転へと訴えている。地元では、保守も、革新も、みな基地撤去だし、基地については争点がない。「争点」となるときは、中央との関係において「争点」が出てくる。
自民党本部は、辺野古移転推進だし、地元・自民党県連は県外移転で戦っているので、基地が争点として浮上するのは、中央との関係においてのみ。なので、おいら的には、基地問題は、基地外(きちがい)問題であると思うわけ。(笑) 沖縄にとって、ほんとの意味で基地問題の交渉相手はアメリカであるわけよ、だから県知事がアメリカまで出かけていく。
で、基地外どものバトルは、いや失礼、基地外でのバトルの中身は、「抑止力」云々なんていってるわけ。抑止力なんて頭の中での話でしょう。つまりこれって空想戦の領域の話でしょう。この頭の中の想像上の<抑止力>の意味は、しかし、いっぽうでは、空想領域の話でなく、沖縄を実際に押さえる「抑止力」という意味が実態であるわけさ。
だから中国のことを仮想敵といい、空想の中において、基地は現実に沖縄にあるわけ。
ハトポッポ元首相が、抑止力について、「(アメリカ海兵隊の抑止力について)知れば知る程、海兵隊の抑止力が大きいのだと解った。考えが浅かったと言われればその通りかもしれない。」と発言したことは記憶に新しいが、これについて彼は「方便」だったとも回想している。仮想敵を想定した戦争の空想戦と、現実に沖縄を抑えるという基地の意味づけ、それが沖縄の基地問題の実態なのかも知れない。なのでハトポッポ元首相の「方便」発言には、沖縄の基地問題の特異性が反映しているけれど、しかし、どっちにしても、基地の町に暮らす沖縄人の苦悩については頭ごなしの状態つうわけ。沖縄の文学がそのへんのところをフォローするしかない。