朝4時45分起床
気温華氏64度、14℃、湿気のない爽やかな風、気持ちのいい夜明けでしたね。南の海上に台風が発生して北上中、沖縄に接近とのこと。進路予測では今週末、海のうねりが関東に近づくようです。いよいよ、夏。・・・今朝の東京湾は、朝モヤで視界不良ですが、近くに漁船が数隻見えます。夕べは、「転換の書 メ・ティ」から、ナショナリズムへの呼びかけについて読みました。いわく、「支配者どもの事業は他の諸国との闘争を必要とするが、われわれの事業はそんなものを必要としない。」ナショナリズムを愛国心、愛郷心、祖先崇拝と結びつけるならば、今一度、村の生活に立ち返ってよく考えて見ると、こんな愛郷心を燃え滾らせて、他の村と<闘争>したことはないし、むしろそれを避ける話し合いや文化的習慣を介して、ものごとを解決していましたね。明治以降、近代国家にむかって軍隊を編成するとき、地域ごとの連隊をまとめあげて編成したときから愛郷心は、愛国心へと、<闘争>の大義名分となっていった。(たぶん)
メ・ティ氏、いわく、「労働者や貧しい農民たちにナショナリズムは潜んでいない。歴史はかれらのあいだでナショナリズムなどつくりだしはしなかった」・・・支配者が闘争のための大義名分として人々に、ナショナリズムを指導したのであろう。ここまでは、他責を問うはなしですが、問題は、こういうことから自分をどれだけ解放するか、できるかというのがメ・ティ氏のいわんとするところのようです。