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朝5時00分 起床
北風ですね。気温華氏61度、16℃、東京湾は、白波が立っています。大型のコンテナ船が荷物満載で外洋に向かっています。その前を、鉄塔をつきたてた作業船が、いくつも林のような、枯れた杜を作っています。水の青さが消えて、海面は黒く荒れていますので、漁船の出漁はありませんね。太陽が高く上るにしたがって、少し蒸し暑い。しかし外は強風。そんな天気です。 郵政法案が衆議院で可決されましたね。郵便局の4分局化で、けっきょく将来には郵便事業がダメになるんでしょうね。山間過疎地や離島の人々にはますます不便になり、10年後には、やっぱり復活して再度、公共システムをつくろうと、新たな税金が投入されるに違いありません。なぜかって、離島過疎地であっても、人は住んでいるし、最低の公共サービスはなされなければならない。そのシステムを壊したのだから、ね。 まあ、今回の郵政民営化の目的は、簡保・貯金事業の<お金・集益業務>の奪い合い、いいかえると利権の奪い合い、それを称しての<民間化>だと、わたしは思います。郵便局の持っている集金機能がなくなれば、特殊法人や政府予算の歳出が絞られて小さな政府ができるといわれていますが、どうなんでしょうか? たぶんシロート考えですから、あまりあてにならんのですが、国際郵便と、国内郵便を分社化して、黒字は民間会社、赤字の国内郵便は<公共>という名のシステムになるんでしょね。また、一方のメガ・バンクほどもある郵便局銀行は、さらに保険事業と銀行事業を分離して、国内外の民間会社に統合されていく運命なのでしょう。民間会社になるということは、会社事態が商品そのものになることですから、政府が、保有する株を手放したとたん、すべて市場に吸収されてなくなるということです。 ことばは悪いが、国民の財産を売り払うということですね。明治から大正にかけて国営で築かれた製鉄所や鉱山や郵船は、たしかに経済の原動力になり、国力を富国にする原動力になりましたが、<金融>がつよくなって、日本の将来が、明るくなるのでしょうか。しかも、民間金融ですよ。まあ、金融のグローバル化ということなんでしょうが、逆説的にいうと空洞化ですよね。金融の自律的な動きの中でのこと。産業の自立とは違う。 選挙で国民の支持を受けたから改革に着手したというのが、将来の、いいわけにならぬよう、いまのうちに<戦犯>を特定しておく必要がありそうですね。政策の間違いを、国民に転化するのは、民主主義のシステムの悪用です。恣意的な悪用ですね。継続的な事業の展開という面からのみ考えたとして、民間としての継続なのか、国民に対する最低限の公共サービスとしての継続なのか、この<公共サービス>の中味と維持を議論するのが<政策>論であり、そういうこと抜きにして、市場原理のレベルを云々するのが、政治家の<政策>と間違えているのではないか、ということです。 景気の回復というのは、国民生活の維持のためには、大事なことですが、そのために将来予測される<公共サービス>の低下と引き換えでは、政治家の大義もあったもんではありませんね。そんなのは経済エコノミストのやることでしょ。今回、法案の中味になんら変更のないことを理由に反対票を投じた少数の議員の信念は、認められていいのではないか。民主主義のシステムをつかって、そういう少数意見を押しつぶさないことですね。だって、このシステムの運用の成熟度も、実はここにあるはずです。 民主主義のシステムは、弱肉強食のシステムではない、ということです。
by higatatsuo
| 2005-10-12 10:54
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