朝5時00分 起床
気温華氏63度、17℃、霧雨、のち曇天、蒸しています。東京湾は、モヤの中で、ぼんやりと航行する船舶の姿が見える程度ですね。視界3kmくらいかな。
今朝のニュースを聞いていましたら、しあさって自民・公明両党で「国民投票法案」が提案されるそうですね。憲法改正のための法案ですから、いろいろ実施に当たってのマスコミ規制や盛り込む投票条件など、与野党、駆け引きが続くようです。
しかし、ニュースを聞きながら、あれっと、不思議に思うことがありました。起案は、政党(議員)もしくは政府(官僚起案)だけが、行うことができるわけでしょう。これって、国民の代議員である議員がってことですが、国民投票のような直接国民の意志を問うのですから、憲法改正だけでなく、議会のありかた、2議院制のあり方、そういうものまで国民投票できるような、国民自身から起案が可能なような<投票制>を確立したほうがいいのではないか。
つまり、3分の2の国会議員の賛成があれば、憲法改正国民投票が出来る、のに対し、さらに国民1000万人(数字は適当で)以上の署名があれば、おなじように国民投票をしなければならないとか、県知事の3分の2以上の賛成があれば、やはり国民投票に、かけなければならないとか、そういうことが考えられるのではないか。政府与党のロジックそのものが、国民全体の意志でないことは、制度上の欠陥でもあるだろうと思います。
そういう多様な起案制度が、根本にあって、構造改革がなされることが、ほんとの改革ではないかと思います。肥大化した官僚組織、既得権益にまみれた政治家(2世議員が多い理由でもある)、省庁など、ほんとの意味での<小さな政府>つくりを目指すのなら、小泉さんは、そういう根本的な主張をしなければならないはずですが、まやかしポピュリズムの人間には、そういう発想はもともと持ち得ないだろうと思います。
自民党や官僚のその体制そのものを見直す民主党対案を国民に提示して欲しいものですね。国民主権の確立こそ、主眼に、未熟な憲法を補強改正するものでなければならない、だろうと感じました。