朝4時30分 起床
気温見るの忘れた、肌感覚16℃くらい。雲の多い、明け空でしたが、雲間から朝日が輝いていましたね。朝焼けのキレイな一日のはじまり。通勤途上、カラスが、そらの高いところで、騒いでいましたね。なんか不吉な予感。(からすの黒いイメージが先入観となっているようです)まあ、そんな予感は、どうでもいいのですが、カラスの群舞は、海辺の職場においては、よく見かける景色。とんびと縄張り争いするとき、カラス君たちは、そらの高いところにたむろすることがよくあります。
東京湾は、きょうも朝もやが濃いですね。漁船が多数見えています。凪の海、鏡面のように白く輝いています。各国の外務大臣クラスが中国に集合しましたね。いよいよ、大詰めですね。みんな揃ってピョンヤンにでも行って、はじめてのピョンヤン会議を開催するといいですね。まあ、注目しましょう。
さて、きのうは夏目漱石の<坑夫>をパラパラめくっていました。漱石の息吹を濃厚にのこす文体ですね。すっかり魅了されましたよ。明暗や、それから、門、三四郎などと違って肉声のはっきりした文体、また、我輩は猫である、とも違った別の声がありました。内田百けんの第二安房列車の語りのような声ですね。明治のころ、さかんに翻訳されたロシア文学の翻訳者も、同じような声を持っていましたし、フランス文学の翻訳者にもありました。
たぶん、明治人の声だろうと思います。早口で、明晰で、気風のいい。そんな声の文体です。しかも、そうとう早口のような印象ですよ。声に精神が輝いているような。そんな魅力です。思い出せば、名人といわれた人の落語の語りのようでもありますね。
そんな魅力のある声の演説は、徳田球一とか、田中角栄にも強く感じましたが、二人とも、いまの時代にはいない声の持ち主でしたね。魅了する声といいますか、ボイス、声、演説ともに人をひきつける強烈な声の魅力がありました。同じような声で、外で、職人の大声がしますので、さあ、仕事しよう。