朝5時00分 起床
気温華氏51度、10℃、雨ですね。本降り。夜明けが遅かったですね。やっと明るさが出てきたのは6時半すぎ、小雨になって、霧とも、靄とも、つかぬ中、海上をいく貨物船が、ぼんやり、うっすらと見えてきました。東京湾の波は、凪ですね。沿岸には漁船。
8時すぎて、やっと雲が切れ始めました。明かりが射して視界もクリアーになって、対岸の房総半島の山並みが、くっきり、黒々と見えています。湾に浮かぶ船の数も、大小さまざま。
さて、さいきん、スポーツ小説が人気だそうですね。主人公が箱根駅伝出場目指すとか、オリンピック目指すとか、そんな風なもの。熱血ものとか、目標達成ストーリーとか。人が出来て、オレに出来ないものはない、という<自己実現型>の向上夢物語が大流行だそうです。
そういえば、「ちょぼちょぼ人間」の思春期は、星飛馬、明日のジョー、アタックNo.1、青春とはなんだ、柔道一直線とか、勝ち負けにこだわって<勝利をつかむ>テレビドラマが流行っていまして、胸をわくわく躍らせてみていたものです。
自分も、将来、勝ち組み入りして、主人公のように、地位も、名誉も、得たいというのは分かりますが、現実にはなかなか難しいことですよね。みんながみんな勝者に成れるはずはなく、選ばれたものだけがそれを甘んじて享受するのが現実です。多くの人は、松坂投手のように60億円も投入されて大リーグに呼ばれるはずもなく、テレビニュースを見て、呆然と、驚きに、目を瞠って、うらやましがるばかりなのではないか。
オリンピックのアイススケートで金メダルを受賞した人をみて、うらましがり、自分でも4回転ジャンプが出来るのではないかと、夢を見る。
そういう夢が見られる間は、まだ、いいとして、実現するための現実にぶつかると、逃げたくなるというのが人間の面白さですね。アメリカン・ドリームのような<勝ち組>ばかり見ていたのでは、人間の面白さはわからないだろうと考えますね。敗者にも、また別の歴史があり、胸を揺さぶる感動物語が隠されているのだと思います。 熱血、根性物語とはちがったぐう者の知恵みたいなものも、いいのではないか。